リファラル採用で落ちることはある?落ちる理由や落ちないための方法などについて解説

最近よく耳にする「リファラル採用」。会社にも応募者側にも有利な採用方法として注目を集めています。今回はそのリファラル採用で落ちるケースがあるのかどうか、あるとすればその理由についても紹介します。

リファラル採用で落ちることはある?

実際のところ、リファラル採用で落ちるケースは少なくありません。

そもそもリファラル採用とは、会社の採用担当者が、社員の友人や知人を通じて採用する方法のことです。リファラル採用では、友人や知人から声をかけられた時点で採用が決定しているのでは、と思ってしまいますが、決してそんなことはないのです。

 

そこで今回、リファラル採用で落ちるときの理由のほか、リファラル採用で落ちないための対策について、リファラル採用の流れや失敗しないための注意点などとあわせて紹介します。

 

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リファラル採用で落ちる理由は?

では、リファラル採用で落ちてしまうのにはどんな理由があるのでしょうか?まずはリファラル採用で失敗してしまう理由や背景について解説していきましょう。

 

志望動機が希薄化してしまっている

リファラル採用は、友人や知人から転職を誘われることからはじまります。そのため、「社員に推薦されている」という思いから油断が生じてしまい、本来であれば徹底して考え抜くべき志望動機を、あまりきちんと考えずに臨んでしまうケースが少なくありません。自分からすすんで求人情報を探しあてていないので、「どうして自分はこの会社ではたらきたいのか」という転職時においてとても大切なポイントがすっぽりと抜け落ちてしまうことが多いのです。

 

しかし、実際のところ、リファラル採用は、選考をすることなく無条件に採用が決定されるイメージのある縁故採用とはまったくの別物。人のつながりを利用して行われる採用という点では縁故採用と同じですが、リファラル採用では、通常の採用と同じように選考が行われますそのため、転職希望者の志望動機が不十分であるような場合、「志望動機があいまい」と判断され、落とされてしまう可能性がとても高いのです。

 

「この会社で働きたい」という想いを採用担当者に伝えられるよう、志望動機はきちんと考えておくようにしましょう。

 

会社が欲しがっている人物像と違う

リファラル採用では、面談の結果、会社が欲しがっている人物像と違うと判断されれば、採用は見合わせられます仮に、豊富な経験があり、高いスキルをもっているとしても、それだけでは採用となる十分な理由とはなりません。リファラル採用の目的は、通常の採用活動(人材紹介会社や求人サイトを利用することなど)をおこなうことなく、会社や社員とのとのつながりを利用して、マッチングの精度を向上させることにあります。

 

つまり、リファラル採用時には、会社側に求めている明確な人物像があり、そこからずれる人材は、どんなに優秀だとしても不採用となるケースがとても高いといえるのです。紹介した人には適した人材に見えたとしても、採用担当者の目にも同じように見えるとは限らないことを覚えておきましょう。

 

リファラル採用で落ちないためにはどうすればいい?

では、リファラル採用で落ちないためにはどうすればいいのでしょうか?その答えはとてもシンプルです通常の転職活動をするときと同じような準備をすることが、リファラル採用で落ちないための第一歩といえるでしょう。

 

会社の実態について事前にヒアリングしておく

リファラル採用に臨むうえでまず心がけておきたいのは、その会社が自分に合った会社なのかどうかを事前に把握することです。「友人や知人から声がかかったから」「以前から転職していたいと思っていたから」というのは、その会社ではたらくことの理由にはないません。「なぜその会社ではたらきたいのか」を考えるのは当然ですが、それだけでなく、自分が実際にその会社で働くイメージを深めておくとよいでしょう。

 

そのためには、自分をその会社に紹介してくれた社員に、会社の実態についてくわしく聞いてみることからはじめるとよいでしょう。職場の雰囲気や社風のほか、離職者はどのくらいかなど、できるだけその会社について多くの情報を集め、わからないことを少なくしておくことが大切です。

 

志望動機を明確にする

リファラル採用で落ちないためには、通常の転職活動とまったく同じように志望動機を明確にしておくことが重要です。すでにお話しているように、リファラル採用では、会社が欲しがっている人物像と違うと判断されれば、採用されることはありませんそのため、その会社に入りたいと思うのであれば、その会社が求めている人材について把握したうえで、志望動機を明確にしておくことが欠かせません。いかに自分がその会社が求める人物像に近いかについても説得力をもって説明できるようにしておくとよいでしょう。

 

事業についてディスカッションできるようにしておく

リファラル採用の選考過程では、面接ではなく面談という形がとられる場合が少なくないようです。面談では、面接官の質問に転職希望者が回答するという形式ではなく、先方の役員などと、事業そのものについてのディスカッションが行われるケースもあります。そのため、その会社が取り扱っている商品やサービスの特徴や課題について、さまざまな見地から意見がいえるようにしておきたいところです。

 

リファラル採用の流れをチェックしておこう

実際の選考に際し、「思っていたのと違う!」となって戸惑わないためにも、リファラル採用の流れを把握しておきましょう。一般的なリファラル採用の流れは以下の通りです。

 

・書類選考

・一次面接

・二次面接

・最終面接

・条件面接

 

上記のとおり、通常採用とリファラル採用の採用プロセスは同じと思って大丈夫です。一次面接では人事担当との面談をおこないのが一般的です。二次面接では現場責任者が、最終面接では役員クラスとの面接をおこないます。以上の三つの面接にパスすれば、条件面接がおこなわれます。条件面接では、条件面などについて最終的に調整する場です。ここで落とされることはほとんどないと思って問題ありません。

 

なお、上で触れたとおり、会社によっては面接ではなく面談という形式がとられる場合がありますし、幹部候補の場合は、初回から社長面談・役員面談となるケースもあります。

 

リファラル採用で失敗しないための注意点

採用後も含め、リファラル採用で失敗しないためにはどんな点に注意すればよいでしょうか。リファラル採用で落ちるかどうかだけでなく、その後のキャリアを考えた場合の注意点について解説します。

 

友人や知人の言葉を鵜呑みしない

リファラル採用を紹介してくれた友人や知人の言葉をそのまま受け止めないようにするのがおすすめです。その理由は、友人や知人が会社のよいところしかあなたに伝えていない可能性があるからです。会社によっては、リファラル採用が成功すると、友人や知人を紹介した社員にインセンティブが支払われるケースが少なくありません。そのため、インセンティブ目当てで、あなたを入社させようとしていることがないともいいきれないのです。

 

その会社にあなたの大切な時間と労働力を提供すべきかどうか、さまざまな見地からよく考えて判断するようにしましょう。

 

あくまで仕事内容に関心がもてるかどうかを判断軸に

リファラル採用で転職する場合でも、転職先での仕事内容に関心がもてるかどうかを判断基準にしましょうたとえば、友人から仕事に誘われた場合、「この人と一緒なら楽しいかもしれない」と思ってしまうものです。ところが、その会社の事業や仕事の内容に興味がもてないとしたら、仕事の時間はとても退屈なものとなってしまいかねません。その会社の仕事が自分の成長につながるか、それがよりよい人生プランを構築する上でふさわしいかどうか、という視点を大切にしてください。

 

できれば配属先の社員とも面会を

リファラル採用では、人事担当者や経営陣と面談をおこなうケースが多いようですが、実際に職場をともにする社員と会う機会はありません。そのため、もし可能であれば、友人・知人を通じて、配属先となる職場の社員とも面談する機会を事前にもっておけば、職場の雰囲気などについて知る上で役立ちます。「こんな現場とは思っていなかった」と後悔のないようにしておきましょう。

 

自分が実際に活躍する具体的なイメージをもつ

転職先で活躍するために、具体的なイメージをもっておきましょう。自分の強みを理解したうえで、その強みをどのように活かすことができるか…会社に対してどのように貢献できるかまで、できるだけ具体的にイメージしておきたいところです。いまの業務の延長線上にある自分を想像してもいいですし、参考になるロールモデルを設定してもよいでしょう。5年、10年先に自分がどうなっているか、イメージしておくのもおすすめです。

 

最後に

この記事で説明してきた内容をまとめると以下のとおりです。

 

この記事のポイント・リファラル採用で落ちるケースは少なくない

・リファラル採用で落ちる理由は「志望動機が希薄化しがち」「会社が欲しがっている人物像と違っていた」など

・会社の実態について事前にヒアリングしたり、志望動機を明確にしたり、会社の事業について議論できるようにしたりしておくことで、リファラル採用で落ちることを回避できる

・通常採用とリファラル採用の採用プロセスは同じ

・リファラル採用を成功に導くためには、仕事内容に関心がもてるかどうかを判断軸とし、自分が実際に活躍する具体的なイメージをもつことが大切

 

リファラル採用で一度不採用となったからといって、その会社への転職の道が閉ざされる訳ではありません。また、リファラル採用では、不採用となった理由について友人や知人から丁寧な説明をしてくれる場合もあるようです。興味がある会社から声がかかったらぜひ挑戦してみましょう。

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