保育士からの転職を成功するには?おすすめの異業種と転職方法を解説

保育士から異業種に転職するメリット

結論からいうと、保育士から一般企業への転職は可能です。しかし、転職することにはメリットだけではなくデメリットも存在します。そのため、転職活動を始める前には、しっかりとメリット・デメリットを理解することが重要です。まずは、保育士が一般企業へ転職することで得られるメリットについて見ていきましょう。

 

1.体力的・精神的なストレスが軽減される

保育士は1日中子どもと走り回ったり、同僚や保護者と親密な人間関係の構築が求められたりと、体力的にも精神的にも疲労が蓄積されやすい仕事です。それも転職先によっては、そのような心身的ストレスが軽減される可能性があります。

 

2.年収のアップを期待できる

保育士の年収は昔に比べれば改善されつつあるものの、一般的な職種に比べると決して高くないのが現状です。園によっては、10年在籍している職員の給与が、新人の給与と数万円程度しか変わらないケースもあります。給料水準の高い業種に転職すれば、一般的に低いといわれる保育士の給料と比べて高収入が見込めます。

 

3.持ち帰りの残業がなくなる

ある程度規模の大きな一般企業であれば残業に関する規定がしっかりと設けられているため、社員がサービス残業をしなくても良い体制が整っています。そのため、残業時間の多さに悩まされている場合は、大きく状況が変わるかもしれません。しかし、一般企業の中にも職場環境の良くない会社は少なからず存在するため、転職前にはしっかりと情報収集することが転職を成功に導く肝要になります。

 

4.プライベートを優先できる

保育士の働き方は、どうしても保育園スケジュールに合わせることになります。飾りつけの制作や運動会などのイベント準備が発生すれば業務量は一気に増加し、プライベートよりも仕事を優先せざるを得ない状況に出くわします。それも、土日祝日休みを提示している一般企業であれば、休日に出勤する必要はありません。休みの予定をある程度確定できる点も他業種への転職で叶えられることです。

 

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保育士から異業種に転職するデメリット

保育士から異業種への転職は、「収入」「労働面」などさまざまなメリットがある反面で、デメリットも存在します。ここでは保育士から異業種に転職するデメリットについて説明します。

 

1.保育士ならではのやりがいを感じられなくなる

一般企業では、当然就業中に子供や幼児と接触する機会がありません。現在、保育の仕事に就いている方の多くは、子供との触れ合いや子供の成長を見守ることが好きな方が多いかと思います。保育士ならではのやりがいや喜びを味わうことは、一般企業に就職してしまえば難しくなります。

 

2.新しい知識やスキルを習得しなければならない

保育士から異業種という、全く新しい環境に進むことは、新しい知識やスキルを身に着けていく覚悟が欠かせません。また、転職時の年齢によっては、年下から仕事のやり方を教わる可能性もあります。年下から教わるのが苦手な人や、新しく知識・スキルを身につけることが億劫だと感じる方は、異業種への転職は向かないといえるでしょう。

 

3.保育士のキャリアを転職時にアピールできない

保育士の仕事は、一般企業では遂行することのない業務内容であるため、転職時にこれまでのキャリアのアピールが難しい傾向にあります。採用担当者も、中途採用においてはなるべく自社の即戦力になり得る人材を採用するため、自分の強みを他の求職者以上にアピールする必要があります。

 

4.数字を求められるようになる

一般企業へ就職するという事は、ビジネスの場に足を踏み入れることになります。一般企業では、多くの場合、会社の利益につながるような個人の結果つまりは「数字」を求められます。保育士の仕事では、基本的に個人の成績などを評価する仕組みがないため、会社から求められる業績に対するプレッシャーを感じることがあります。

 

保育士の資格が活かせる転職先

 

保育士の資格が活かせる転職先は、一般的な認可保育園以外にどのような職場があるのでしょうか。ここからは、保育士の資格が活かせる転職先を3つ紹介します。

 

1.病院内保育施設

まず挙げられるのが、病院内保育施設です。病院内保育施設は、共働きの増加に伴い、近年需要が増加しているサービスです。認可保育所と比較しても職場満足度が非常に高いため、子供に触れ合いつつも、少ないストレスで働ける職場を希望している方にピッタリです。

 

2.乳児院・児童養護施設

乳児院や児童養護施設では、保育士資格を取得している人を積極的に採用している傾向にあります。また、「正社員、月給20万円以上」という条件の求人も多いため、収入面ではかなり安定します。収入面での不満から異業種への転職を検討している方は、挑戦してみてください。

 

3.幼児教室

6歳までの乳幼児を対象とした幼児教室も、保育士の資格を活かすことが可能です。特に、複数人を預かる中〜大規模な幼児教室の場合は、有資格者であれば保護者からの安心感を得られます。また、幼児教室は自分で教室を開くこともできるため、仕事の自由度が高まる点もメリットです。

 

元保育士から人気の転職先

では、実際に保育士から異業種への転職を成功させた人は、どのような業種へ挑戦しているのでしょうか。ここでは、元保育士から人気の転職先をピックアップしました。

 

1.事務職

事務職は、デスクワークで定時帰りが可能な職種として高い人気があります。また、将来的に保育士では体力が持たなくなってくることを見据えて転職をしたいという方にも、うってつけの職場といえます。事務職では、基本的なPCスキルが必須となるため、保育士としてPCを使う機会がなかった方も、エクセル検定などの資格の取得をおすすめします。

 

2.福祉・介護職

福祉・介護職は保育士の資格が評価されやすく、これまでの経験やスキルをアピールできる職場です。オムツの交換や衛生管理、施設内でのサポートなど、基本的な業務内容のベースは同じと考えても良いでしょう。福祉・介護職への転職を希望する場合は、3ヵ月程度で取れる医療事務や、3週間程度で取れる介護職員初任者研修の資格を持っておくだけで、他の求職者と差別化できます。

 

3.サービス業

サービス業も元保育士からの人気が高い転職先のひとつです。特に「アパレル」や「アミューズメント」など、子どもと近い距離で接することができる職種を狙えば、事務職などに比べて採用される可能性が高まります。しかし、サービス業の職場の多くはシフト制を導入しており、土日休みになることが少ないものです。また、帰宅も夜遅くになることが多いため、勤務時間に関する希望がある場合は面接時に確認しておきましょう。

 

4.営業職

保育士はコミュニケーション能力が高い人も多いため、営業職でも活躍できます。例えば保育関連の商品を使っている企業であれば、保育士経験を活かした商品のPRができるため、選考にも有利となるでしょう。実際に保育用品メーカーや子ども服を取り扱う企業など、保育士から保育求人関連企業に転職している人は多く存在します。

保育士からの転職を成功させるポイント

 

転職すれば必ず今よりも労働環境が良くなると思いがちですが、それは転職活動の進め方にかかっています。ここでは、保育士からの転職を成功させるポイントを解説します。

 

1.保育士の仕事を本当に離れるのかしっかり検討する

転職したい理由が明確になっていないまま、転職活動を進めてしまうと、辞めてしまったことで後悔が残る結果になってしまうケースもあります。そのため、「保育の仕事を辞めることでしか状況を改善する手段がないのか」ということを、今一度冷静に考えてみましょう。場合によっては、保育士は続けたまま職場を変えることで改善できる可能性もあります。まだ保育士からの転職に迷いがある方は、条件の良い幼稚園や保育園も含めて転職を検討してみてください。

 

2.簿記などの資格を取得する

業務未経験者でも業務に親和性のある資格があれば、即戦力として採用される可能性が高まります。そのため、転職を検討しているのであれば、まずは資格取得から始めてみることをおすすめします。

 

3.実績豊富な転職エージェントに相談する

転職の失敗を防ぐためには、転職エージェントを活用するのも有効な手法のひとつです。転職エージェントでは、希望職種の求人確認や転職までのサポートを無料で行ってくれます。また、エージェントによっては、現在の職場の退職手続きや、転職先の入社準備なども支援してくれるため、在職中であっても転職活動をスムーズに進めることができます。「日々の業務に追われて転職先を探す時間がない」「初めての転職で、不安がある」「プロから直接アドバイスを貰いたい」という方は、ぜひ利用してみてください。

 

最後に

今回は、保育士から一般企業へ転職の転職を成功させるポイントや、おすすめの異業種についてお伝えしました。

 

保育士から異業種への転職は簡単ではないものの、決して不可能ではありません。実際に、直接保育に関わる仕事から間接的に携わる仕事まで、保育資格を活かせる職種は数多く存在します。しかし、異業種への転職をすることはすなわち、保育士としてのキャリアを一度終わらせるということに直結します。そのため、転職活動をはじめる前には、しっかり今後のキャリアパスや自分の希望を見つめ直し、慎重な判断を下しましょう。

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