20代後半の転職は厳しいのか?成功させるためのポイントを解説

転職を検討しているが、20代前半をすぎても転職成功できるか不安、という方も多いのではないでしょうか。しかし、20代後半はむしろ転職しやすい年代ですよ。本記事では20代後半の転職で失敗する人の特徴、成功するポイント、などについて解説します。

20代後半の転職は厳しい?

20代後半の転職は厳しいという意見もありますが、実際はそこまで不利というわけでもありません。20代後半でも転職に成功する人は多くいます。

ただし、新卒・第二新卒とは違い、前職で身につけたスキルをどう活かすつもりなのか、明確に話せる必要があります。「未経験者」とは見られなくなる点は注意ですよ。

厚生労働省が算出したデータによると、令和元年上半期の入職率は20〜24歳以下の男性が26.0%、25〜29歳だと9.9%、30〜34歳だと7.0%となっています。このデータを見ると、20代後半になると転職する人の数は下がっていることが分かります。

ただ、転職に成功している人は一定数います。それに、30代になると転職率はもっと下がるため「転職は今のうち」という見方もできるでしょう。

参考:厚生労働省「2 性、年齢階級別の入職と離職 」

 

異業種への転職を目指すなら20代後半がチャンス

異業種への転職を目指すなら20代後半がチャンスといえます。なぜなら30代になると異業種への転職は厳しくなっていくためです。

30代になると一から仕事を覚えるのが難しくなってきます。また、早い人だともう管理職に就いている場合もありますね。そのため、30代で一からやり直す場合、同年齢の人に追いつくのは大変です。

今の仕事にやりがいを感じておらず、異業種・異職種に就きたいと考えているなら、早めに行動した方がよいでしょう。

 

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20代後半の転職で失敗する人の特徴

20代後半の転職で失敗する人の特徴をまとめました。

  • ①やりたいことが明確化されていない
  • ②今までの転職回数が多すぎる
  • ③何を優先して転職するか決めていない

これらに当てはまっていたら要注意ですよ。それぞれの特徴について詳しく解説していきます。

 

①やりたいことが明確化されていない

1つ目はやりたいことが明確化されていない人です。

「転職活動しながらやりたいことを考えよう」「やりたいことは働くうちに見えてくるだろう」。このような考えの人は要注意です。

やりたいことを決めず転職すると、キャリアに一貫性がなくなりがちです。たとえば、営業職をやったりSEをやったり、事務職をやったり、といった感じになってしまいます。すると、一つの仕事でスキルが蓄積されず、30代以降のキャリアアップが不利になることもありますよ。

また、面接でも「やりたいこと」は聞かれることがほとんどです。こういった基本的な質問にスラスラ答えられないようでは、面接に合格することはできないでしょう。

そのため、面接活動前にまずやりたいことを決めることが大切です。

 

②今までの転職回数が多すぎる

2つ目は今までの転職回数が多すぎる人です。

20代前半ですでに何回か転職してしまった場合、不利になりやすいでしょう。なぜなら、早期退職を繰り返している方は、継続力や働くことへの熱意が不足していると捉える企業も多いからです。

転職回数が多い方は、覚悟を決めて転職期間を長めに見積もったほうがよいですね。また、転職成功率を上げるために、エージェントを活用するなどサポートを受けた方がよいでしょう。

 

③何を優先して転職するか決めていない

3つ目は何を優先して転職するか決めていない人です。

転職したい理由には給料や労働環境、人間関係、将来性など、いろいろある方が多いでしょう。しかし、すべてが満足いく求人を探すのはなかなか難しいです。

そのため、優先したい条件を決めて転職活動をすることが大切です。たとえば人間関係が1番、給料が2番、と決めておけば、求人を選別しやすくなるでしょう。

また、エージェントに相談する際も優先順位を共有した方が、担当者が求人を探しやすくなりますよ。

 

20代後半の転職を成功させるポイント

続いて、20代後半の転職を成功させるポイントを5つ紹介します。

  • ①焦って転職先を決めない
  • ②次のキャリアにつながる転職先を選ぶ
  • ③できれば辞める前に転職活動する
  • ④これから30年のキャリアプランを考える
  • ⑤転職先の情報をできるだけ集める

これら5つのポイントを意識すれば、20代後半でも優良企業に転職できる可能性を高めることが可能です。それぞれ成功させるポイントについて詳しく解説していきますね。

 

①焦って転職先を決めない

転職は焦って決めないことが大切です。特にはじめての転職活動では「転職先を決めること」を最優先しがちです。

20代の転職は決して不利ではないため「どこでも良いから転職できればいい」というスタンスで転職活動するのはもったいないですよ。

 

②次のキャリアにつながる転職先を選ぶ

次のキャリアにつながる転職先を選ぶことが肝心です。今後の将来性に期待できない企業に転職しても、30代、40代と働き続けることができず、キャリアが途絶えてしまう可能性もあります。

今後需要が高くなる仕事は何か、分析したうえで転職活動するのがよいですね。たとえば、「IT分野では今後人工知能開発が伸びるだろう」などです。

業界ごとの将来性を研究する場合、本を読むなど業界専門のメディアに触れるか、業界専門の転職エージェントに相談し担当者から知見を得るのがおすすめですね。

 

③できれば辞める前に転職活動する

できれば辞める前に転職活動をしたほうがよいです。

辞めてから転職すると、金銭面を心配しないといけません。特にはじめての転職活動ではプレッシャーもかかり、なかなか転職先が決まらないことも多いでしょう。

ただし、現職の残業時間が長すぎるなどして転職活動との両立が難しい場合は仕方がないです。辞める前に転職活動するかどうかは、自分の状況と相談して決めましょう。

 

④これから30年のキャリアプランを考える

転職活動前にこれから30代、40代以降のキャリアプランを考えたほうがよいです。

20代後半なら、ある程度社会を経験でき自分がどの道に進むべきか見えてくるころでしょう。たとえば、エンジニア職なら「スペシャリストでいくかゼネラリストでいくか」などキャリアの方針をそろそろ固めたほうがよい時期です。

キャリアプランを考えることで、キャリアに一貫性が出やすくなります。キャリアに一貫性がないのはやはり転職で不利になってしまいます。

 

⑤転職先の情報をできるだけ集める

転職先の情報はできるだけ詳しく集めたほうがよいです。求人票に書かれている情報だけを頼りに転職すると、仕事内容が想定と異なっていたり、労働環境が悪かったりする場合もあります。

ポイントは企業の口コミサイトを利用することです。転職会議openworkなどの口コミサイトでは、求人票には書かれていない企業のリアルな情報を知ることができますよ。

 

20代後半から転職するならエージェントの活用がおすすめ

転職活動が厳しいと感じているなら、転職エージェントを活用するのがよいですよ。

20代後半の場合、転職活動がはじめてという方も多いのではないでしょうか?転職がはじめてという方は特に転職エージェントの活用をおすすめしますね。

なぜなら転職エージェントでは、次の3つのサポートを行ってくれるからです。

  • ①転職先の情報を収集してくれる
  • ②自分の性格・スキルを客観的に判断してくれる
  • ③履歴書添削や面接練習を行ってくれる

 

①転職先の情報を収集してくれる

転職エージェントでは転職先の情報を収集してくれます。ネットや本には掲載されていない情報を、担当者が集めてくれますよ。

たとえば、その会社の雰囲気や人間関係など外からは見えにくいことについて調べてくれます。そのため、安心して転職することができるでしょう。

特に中小企業は自分で転職先の情報を集めにくいため、エージェントに頼るのがおすすめです。

 

②自分の性格・スキルを客観的に判断してくれる

転職エージェントでは担当者が面談を行い、自分の性格やスキルを客観的に判断してくれます。そして、自分は今後どのようなキャリアを歩むべきかアドバイスをもらえます。

自分の性格やスキルを自分で把握できていない、という方は意外と多いです。「できて当たり前」だと自分では思っていても、他から見るとすごいこと、というのはあります。

転職エージェントの担当者に指摘された長所やスキルは、面接時もアピールすることが可能です。このように、客観的に自己分析を行ってくれるのもエージェントの魅力なのです。

 

③履歴書添削や面接練習を行ってくれる

転職エージェントでは履歴書添削や面接練習を行ってくれます。

転職のプロの目線から見て、提出書類の確認を行ってくれるため書類選考の通過率を上げることができます。

また、面接練習では志望業界に沿った想定質問リストを作ってくれます。面接は練習すればするほど上手くなることが多いです。「面接は苦手」という方もエージェントのサービスを受ければ得意になるかもしれませんよ。

 

最後に

この記事で説明してきた内容をまとめると以下のとおりです。

この記事のポイント

  • 20代後半の転職は決して不利というほどではない
    20代後半の転職で失敗する人の特徴は、やりたいことが明確化されていない /今までの転職回数が多すぎる/何を優先して転職するか決めていない
  • 20代後半の転職を成功させるポイントは、焦って転職先を決めない/次のキャリアにつながる転職先を選ぶ/できれば辞める前に転職活動する/これから30年のキャリアプランを考える/転職先の情報をできるだけ集める
  • 転職エージェントでは、転職先の情報を収集してくれる/自分の性格・スキルを客観的に判断してくれる/履歴書添削や面接練習を行ってくれる、の3つのサービスを行ってくれる

30代になると転職はさらに厳しくなるため、転職するなら20代のうちのほうがよいです。特に異業種・異職種に転職するなら、20代後半の方が有利なことが多いでしょう。

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