ハローワークで面接練習ができる?特徴やメリットとデメリット、申し込み方法など徹底解説

無料で職業を紹介してくれる公的機関として知られるハローワーク。職業紹介だけでなく、面接の練習をさせてくれるのをご存じでしょうか?その特徴やメリットとデメリット、申し込み方法などを紹介します。

 

ハローワークで面接練習ができる?

ハローワークは誰でも気軽に利用することができて、無料で職業を紹介してくれる公的機関です。職業紹介機関だと思っている人が少なくありませんが、紹介するだけでなく、転職の成功までをしっかりサポートしてくれます。

 

そのサポートの一環として、ハローワークでは、面接練習をするための場を提供しています。

 

ハローワークにおける面接練習の特徴

ハローワークではどんな面接練習ができるのでしょうか。その特徴について紹介していきましょう。

 

誰でも利用可能

ハローワークの面接練習の最大の特徴は、誰でも利用することができるという点です。新卒のころ、大学が実施している面接練習を利用した人もいると思いますが。大学の面接練習はその大学に在籍する学生のみを対象にしていますが、ハローワークは公的機関ということもあり、利用者に制限はありません。年齢や所属に関係なく面接練習を利用することができるため、転職希望者は利用しない手はないでしょう。

 

近くのハローワークで行える

ハローワークの大きな特徴として、全国47都道府県すべてに設置されていることが挙げられます。

 

民間の就職支援サービスを利用して面接練習をすることもできますが、その場合、オフィスが都心にしかない、全国にある場合でも県庁所在地にしかないといったケースが少なくありません。

 

ハローワークであれば、47都道府県すべてに設置されているだけでなく、各都道府県内の各地に複数の拠点が置かれています。そのため、誰でも自宅から通いやすい位置で面接の練習をすることが可能です。

 

何度でも利用可能

ハローワークでの面接練習の3つめの特徴は、何度でも練習することができるという点です。ハローワークでは、面接練習の回数に制限を設けていません。そのため、希望さえすれば、何度でも面接練習をすることができます。

 

また、ハローワークには面接官役となる職員が複数在籍しています。そのため、担当者を変えて練習することができるのです。職員ごとにチェックポイントや質問の内容は違ってくるため、いろんなタイプの職員に面接してもらうことで、さまざまな面接官に対応する力を養えるはずです。

 

ハローワークでの面接練習を依頼する際には、違う職員に面接官役をお願いできるように伝えると良いでしょう。ぜひ納得がいくまで面接練習を重ねて、対策をブラッシュアップしていってください。

 

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ハローワークでの面接練習のメリットとデメリット

ハローワークでの面接練習することのメリットとデメリットにはどのようなものがあるでしょうか。以下で詳しくみていきましょう。

 

フィードバックをもらうことができる

事前に面接練習することの最大のメリットは、客観的な立場から公正な意見をもらえることです。自分ではなかなか気づかない癖や、よくない言葉遣いなど、気づいたことを指摘してもらうことができます。

 

ハローワークには、企業で人事を担当した経験がある職員が在籍しているケースがあります。また民間企業などで就職支援を経験していた人も少なくありません。そうしたいわばプロが面接官役をしてくれれば、まさに鬼に金棒です。的確な助言をもらうことを期待できる願ってもない環境と言えるでしょう。

 

当然、ハローワークの面接官と意見や考え方が合わないこともあるでしょう。しかし、それは実際の面接でも起こりうることです。意見や考え方が別れることは決して悪いこととは限りません。そうやって意見が別れた場合は、どうして分かれたのか、折り合いをつけていくにはどうしたらいいのかを考えていくことで、より実践的な力が身についていくはずです。

 

面接の基本的な進め方を学べる

ハローワークで面接練習することで、面接の進め方やマナーを学ぶことができます。入室時や退出時のあいさつの仕方はもちろん、面接の基本的な流れまで教えてもらうことができます。

 

新卒時に経験はしていても、関わっている業務によっては、そうした面接の基本動作を忘れてしまっているケースも多いと思います。本番でマナー違反をすることがないよう、ハローワークの面接練習で一通り経験しておくと心配がありません。

 

平日しか利用できない

ハローワークで面接練習する際のデメリットとして、平日にしか利用できないことが挙げられます。

 

ハローワークは公的機関ですから基本的に平日の日中しか開いていません。例外的にそれ以外の時間帯にも開いている場合もありますが、転職を希望している人の多くは在職中のはずですから、なかなか利用しづらいのではないでしょうか。

 

また、ハローワークの面接練習は、事前予約制になっていることが多いようです。そのため、「時間があいたからこの時間を利用してハローワークで面接練習しよう」ということができません。いつも仕事が忙しく、飛び込みで業務が入ってくるような場合、せっかく面接の予約をしていても、キャンセルしなければいけないなど、なかなか面接練習をするのは難しいはずです。

 

企業情報に乏しい可能性あり

先ほど、人事を担当した経験がある職員や民間企業などで就職支援を経験していた人がハローワークにいることもあるといいましたが、すべてのハローワークに当てはまるわけではありません。また、ハローワークあるいは担当者によっては、転職しようとしている企業の情報に乏しい可能性があるでしょう。

 

ハローワークにはたくさんの求人が集まってきます。そのぶん、選択肢は多くなりますが、すべての職員がすべての企業や求人情報を把握しているわけではありません。そのため、面接練習が具体的な企業の情報に関わる内容には及ばない可能性があります。

 

ハローワークの面接練習に申し込む方法

ハローワークの面接練習に申し込むにはどのようなプロセスが必要なのでしょうか。以下で詳しく紹介します。

 

ハローワークの利用登録をする

ハローワークのサービスを利用するためには、はじめに利用登録をしなくてはいけません。利用登録は最寄りのハローワークで行うことができますし、オンラインでも可能です。

 

面接練習を申し込む

窓口で、希望の日程で事前予約を行います。ハローワークによっては電話で受け付けている場合もあるようなので、最寄りのハローワークに問い合わせてみると良いでしょう。もちろん、担当者や他の求職者の予定もあるため、必ずしも希望日に面接練習ができるわけではありません。

 

ちなみに、ハローワークでは面接練習のことを「模擬面接」といっていることが多いようです。問い合わせる場合は、そのように伝えると良いでしょう

 

ハローワークの面接を受ける際の注意点

ハローワークの面接を受ける際には、どんな注意が必要なのでしょうか。ここではハローワークの面接の効果を最大化するためのアイデアを紹介します。

 

フィードバックは正面から受け止める

ハローワークで面接練習を受けると、面接官役の担当者から多くのフィードバックをもらうことができます。中にはどうしても納得がいかない内容があるかもしれませんが、面接練習で大切なのは、自分の考えを通すことではありません。客観的な視点からフィードバックを受けて、それを反映させることで改善していくことが何より大切です。

 

担当者からもらったフィードバックを宝物だと思って大切にし、素直に従ってみてください。きっとそれまでは見えていなかったことが見えてくるはずです。

 

どれだけ考えても納得がいかないようであれば、担当者に理由を尋ねてみても良いでしょう。担当者の意図が理解できれば、納得できることがあるかもしれません。

 

服装は本番を意識して

ハローワークで面接練習を受ける際の服装は、普段着でもOKとなっています。ですが、服装も練習の一部です。身だしなみもチェックしてもらえるので、ハローワークで面接練習する際は、本番の面接と同じようにスーツ着用で臨みましょう。スーツの色、ネクタイの締め方はもちろん、髪型などまで、プロの視点で細かい部分まで確認してもらうとよいでしょう。

 

本番で初めてのことをすると、失敗したり、思うようにできなかったりするものです。服装や髪型だけでなく、いっそのこと、カバンやカバンの中身、靴など小物も本番と同じにしてみてはいかがでしょうか。本番と全く同じ状態で予行演習することで、わかることがきっとあるはずです。

 

面接練習以外の就職支援サービスを利用することも可能

職業訓練の相談にのってくれたり、応募書類作成のポイントを教えてくれたりと、ハローワークでは、面接練習以外にもさまざまな就職支援サービスを実施しています。

 

また、自分にどんな仕事が合っているか、書類選考を突破するにはどうしたらいいか、 面接対策や第一印象のイメージをアップする方法など、さまざまなテーマでセミナーも定期的に開催しています。ぜひ積極的に活用して、転職活動に役立てると良いでしょう。

 

最後に

この記事で説明してきた内容をまとめると以下のとおりです。

この記事のポイント
ハローワークでは面接練習をすることができる・公的機関のため、誰でも利用することが可能・ハローワークを利用すれば、近隣エリアで何度でも面接練習ができる

ハローワークで前もって面接練習しておけば、伝えるべき内容についてしっかり頭に入り、当日、本来のパフォーマンスを発揮できるのではないでしょうか。利用しない手はありません。ぜひお近くのハローワークにといあわせてみてください。

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