第二新卒って何?よく聞かれる質問と回答
第二新卒の募集はありますか?
第二新卒で応募可能ですか?
などの質問が増えてきたので、そもそも第二新卒って何なのか、簡単にまとめてみました。
<定義>
明確な定義や法律は無いが、"新卒から入社からおよそ3年以内"という意味で使われることが多い。
企業によっては"29歳まで"など、実際には年齢の幅は様々。
即戦力としてではなく"未経験=ポテンシャル"を期待された採用。
既卒(学校を卒業したが就職していない)に対して門戸が開かれているケースもある。
<経験者枠との違い>
中途採用は基本的にその業務の経験者に対して即戦力または一定の業務経験者としてスムーズなキャッチアップが求められるケースが多い。
<応募するのはどんな人たち?>
希望する部署に就けず、且つ部署異動がとても難しい。
待遇や企業名で就職したが、やりたいことではない。
その他、辞めたい理由は前向きなものも後ろ向きなものも様々。
<採用する企業はどんな企業?>
急成長中の会社で、新卒や二卒にこだわりがない。
新人教育の体制が整っていないため、新卒より第二新卒の方が育てやすい。
退職者が多く、若手を補充したい。
特定のポジションに空きが出たため、早急に補充したい、中途でも第二新卒でもOK。
など。
<応募側メリット>
新卒同様、未経験の業界/職種に応募できる = キャリアの路線を変更できる。
新卒と違い配属先の職種や仕事内容が分かる状態で応募可能。
<応募側デメリット>
忍耐力や持続力が足りない、仕事観が未熟で扱いにくい、という偏見の目で見られてしまう可能性がある。
その会社の新卒の最後尾からのスタートになるなど、環境適応のストレスが発生する可能性がある。
<採用側メリット>
ビジネスマナー等の初期の教育コストを抑えられる。
スピード感や会議の進め方、責任の取り方など、特定の企業文化の色に染まりきっていないため、育てやすい。
<採用側デメリット>
第二新卒=早期転職者であるため退職リスクが高く感じる。
新卒で入社したメンバーとの関係性など注意が必要。
<第二新卒での転職がうまく行く人/うまく行かない人>
※またの機会に。
==参考統計情報==
大卒3年以内離職率推移
1987年:28.4%
2000年:36.5%
2013年:31.9%
※厚生労働省
転職入職者が前職を辞めた理由
・男性20~24歳
1位:労働時間等の条件が悪い 18.6%
2位:収入が少ない 12.4%
3位:職場の人間関係 10.4%
・女性20~24歳
1位:労働時間等の条件が悪い 21.6%
2位:職場の人間関係 15.3%
3位:仕事の内容に興味を持てず 9.4%
※平成25年雇用動向調査結果の概況
第二新卒の採用で重視した基準
1位:入社意欲の高さ
2位:一緒に働ける人材か
3位:社内と合いそうな人柄か
※マイナビ転職 中途採用状況調査