IT企業は未経験だときつい?未経験でも転職するためのコツを解説

IT企業に転職したいが未経験からでも転職できるか分からないという方もいるのではないでしょうか。本記事では未経験からでも転職しやすいIT企業の職種、未経験から転職するコツ、優良なIT企業を選ぶポイントについて解説しましょう。

 

IT企業は未経験でも転職可能?

結論を言うとIT企業は未経験でも十分転職できる可能性はあります。なぜなら、IT企業は全体的に人手不足の傾向があるためです。

2021年7月の求人倍率は2.31倍なのに対し、IT系は6.82倍となっており、圧倒的です。

参考:【転職求人倍率】求人倍率は+0.03ptの2.18倍。求人数は微増し、転職希望者数は微減したことで、求人倍率は上昇。 |転職ならdoda(デューダ)

システムを導入し業務効率化を図りたい企業や、Webサイトやアプリを開発して売上を出したい企業は多くあるため、システム開発の需要は高くなっています。

そのため、未経験でも参入する余地は十分にあると言えるでしょう。

 

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未経験でも転職しやすいIT企業の職種

未経験でも転職しやすいIT企業の職種についてまとめました。これら5つは特に転職がしやすいです。

  • ①プログラマー
  • ②システムエンジニア
  • ③テストエンジニア
  • ④インフラエンジニア
  • ⑤IT営業

1つ1つの転職しやすい職種について詳しく解説していきます。

 

①プログラマー

プログラマーはプログラミング言語を使ってシステム開発を実際に行う仕事です。

プログラマーは未経験でも採用されやすい職種の代表と言えます。システムの開発を行う人材は人手不足となっており、未経験者でも雇いたいと考える企業が多いためです。

また、プログラマーのようにシステムの下流工程を担当するエンジニアは、上流工程に比べそこまで多くのスキルを必要としない場合が多く、未経験からでも参入しやすいですね。

 

②システムエンジニア

システムエンジニアは、システムの要件定義・設計など開発の前段階を行う仕事です。どんなシステムが良いか顧客に聞き出し、システムの設計をまとめます。

プログラマーと違い上流工程の仕事を担当するため、通常は未経験からでは転職が難しい仕事です。

しかし、注意しなくてはいけないのが、システムエンジニアと書かれていても実際はプログラミング作業が中心であることも多いことです。企業によっては、プログラマーとシステムエンジニアを明確に分けておらず、全てシステムエンジニアと呼んでいる場合もあります。

求人票に「システムエンジニア」と書かれていても、業務内容がプログラミング作業中心の場合は、未経験者でも採用する可能性があります。

このあたりに気をつけて求人票を見るようにしましょう。

 

③テストエンジニア

テストエンジニアはシステムが正しく動作するのかテストを行う仕事です。テスト項目を作成し、アプリやシステムを実際に使ってみて問題がないかチェックします。

テストエンジニアは高度なプログラミングスキルを求められないため、未経験でも採用されやすいですね。

また、テストエンジニアに転職後は、プログラマーやシステムエンジニアにキャリアアップすることも可能ですよ。

 

④インフラエンジニア

インフラエンジニアはサーバやネットワークなどのインフラ管理・運用を担当するエンジニアです。

インフラエンジニアも人手が足りていない場合が多く、未経験でも比較的参入しやすいですね。

また、インフラスキルはどの会社でも通用しやすく、一度スキルを身につければその後転職もしやすいです。

 

⑤IT営業

IT営業とは、顧客に向けて製品の導入提案を行う仕事です。顧客に自社製品を使ってもらえるよう、製品の使い方やメリットについて分かりやすく話します。また、顧客が製品を導入した後、スムーズに利用できるようサポートを行うのも仕事の1つです。

IT営業はエンジニアではなく、営業系の仕事です。そのため他の業界で営業の経験があるならIT業界未経験でも転職できる可能性がありますよ。

ただし、未経験の場合IT製品に対する関心の高さを面接でアピールする必要がありますね。

 

未経験からIT企業に転職するコツ

続いて、未経験からIT企業に転職するコツを解説します。これら5つのコツをおさえることで、未経験でも転職しやすくなりますよ。

  • ①IT系の資格を取得する
  • ②IT業界に特化したエージェントを利用
  • ③職種に必要なスキルを高める
  • ④未経験から転職しやすい業界を狙う
  • ⑤ポートフォリオを作成する

1つ1つの転職するコツについて詳しく解説していきます。

 

①IT系の資格を取得する

未経験からIT企業を目指すならIT系の資格を取得するのがおすすめです。

IT系の資格には数多くの種類がありますが、その中でも基本情報技術者試験応用情報技術者試験などは、どの会社でも通用しやすいため優先して獲得したいです。

資格を獲得することで、未経験でも一定レベル以上のスキルはあることが証明できます。

また、資格を獲得することで、資格手当がもらえるなどのメリットもあります。もちろん勉強時間は必要ですが、メリットを考えると十分価値があると言えますね。

 

②IT業界に特化したエージェントを利用

未経験から転職するなら、IT業界に特化したエージェントを使うのが良いです。

IT業界専門のエージェントなら担当者もITに詳しいため、自分のスキルレベルに合った求人を的確に紹介してくれます。また、IT業界で評価される履歴書の書き方や面接での受け答えも教えてくれるため、選考通過率をアップさせることが可能です。

IT業界向けエージェントは種類が多く、ハイキャリア向けから未経験向けまで幅が広いです。どれか1つには登録しておくと良いでしょう。

 

③職種に必要なスキルを高める

未経験と言えども、職種に必要なスキルは転職前にある程度あった方が良いです。

求人票に「未経験歓迎」と書いてあっても、ノースキルで良いということではなく、ある程度のスキルは求められる場合が多いためです。

たとえば、プログラマー志望なら業界で中心に使われるプログラミング言語の基礎だけでも習得しておきましょう。プログラミングを勉強するなら、Progateドットインストールなどの学習サイトを使うのが、ハードルが低くておすすめですね。

 

④未経験から転職しやすい業界を狙う

同じIT業界でも未経験から転職しやすい業界とそうでない業界とがあります。

たとえばWeb系などは即戦力を求める傾向が強く、未経験だと難しい場合が多いです。Web開発では顧客の要望に沿ってスピーディーに改良が求められることもあり、未経験ではついていきにくい傾向がありますね。

一方でSIer系企業は未経験者も積極的に雇う場合が多いです。SIerは社員数が多い場合も多く、未経験者をじっくり育てる余裕がある場合もあります。

ただし、SIerの中でもユーザー系は上流工程の仕事が多く、未経験では若干難しめの傾向はあります。このように、未経験でも転職しやすいかは業界によって異なります。

 

⑤ポートフォリオを作成する

未経験から転職を目指すなら作成しておきたいのがポートフォリオです。

ポートフォリオとは自分の経歴やプロフィール、制作物などをまとめたものです。ポートフォリオに制作物を掲載することで、未経験でもスキルがあることを証明できます。

掲載する制作物は難しいものでなくて問題ありません。たとえば、ブラウザで使えるちょっとしたツールなどのようなものでも良いです。

ただし、他のアプリを改良して作ったものは、制作物として認められない可能性もあるので注意が必要ですよ。

 

優良なIT企業を選ぶポイント

最後に、優良なIT企業を選ぶポイントについて解説します。IT業界は全体的に伸びていますが、なかには停滞していたり体制がブラックよりだったりして、転職先として選びたくない企業もあります。

そういった企業を避けるために次の3つのポイントをおさえましょう。

  • ①企業の評判が良いか
  • ②教育制度が整っているか
  • ③業績は好調か

1つ1つのポイントについて詳しく解説していきます。

 

①企業の評判が良いか

1つ目は企業の評判が良いかどうかです。

転職会議openworkなどの口コミサイトでその企業の評判を事前に確認しましょう。口コミサイトではその会社の社風や人間関係、将来性など求人票には書かれていない情報を知ることが可能です。

口コミサイトに掲載されていない場合、転職エージェントを活用するのがおすすめです。エージェントの担当者に相談すれば、企業の状況について詳しく調査してくれます。

 

②教育制度が整っているか

2つ目は教育制度が整っているかどうかです。

未経験から転職するなら、研修が手厚い企業を選択したいですよね。研修が手厚ければ、スキルに自信がない場合でも安心して転職することができます。

IT企業の中には、OJTといって実務を通じてスキルを高めていく形態を取っており、研修がない場合も多くあります。特にベンチャー企業など人数が少ない会社は、研修に回す人材が不足している関係で、研修がない場合が比較的多いですね。

IT業界の中でもSIerなどは比較的研修が手厚い傾向がありますが、それも企業によるので、その会社がどの程度教育に力を入れているかしっかり調べるようにしましょう。

 

③業績は好調か

3つ目は業界が好調かどうかです。

IT業界は全体的に伸びている傾向はあるものの、中には停滞気味の会社も多く存在します。停滞気味の会社は高給が望みにくいだけでなく、古い技術を使っている場合も多く所属してもスキルアップが難しい可能性もあります。

そのため、業績面に関しても転職前に確認しておくことをおすすめします。

転職エージェントに相談することで、その会社の業績面や将来性も詳しく調べてくれます。

 

最後に

この記事で説明してきた内容をまとめると以下のとおりです。

この記事のポイント

  • 未経験でも転職しやすいIT企業の職種:プログラマー/システムエンジニア/テストエンジニア/インフラエンジニア/
  • IT営業未経験からIT企業に転職するコツ:IT系の資格を取得する/IT業界に特化したエージェントを利用/職種に必要なスキルを高める/未経験から転職しやすい業界を狙う/ポートフォリオを作成する
  • 優良なIT企業を選ぶポイント:企業の評判が良いか/教育制度が整っているか/業績は好調か

IT業界は未経験でも転職できる業界ですが、優良企業に転職するにはいくつかコツがあります。転職活動に不安を覚える方はIT業界に特化したエージェントを使うことをおすすめしますね。

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この記事を書いた人

みんなのエージェント 編集部

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