ブランク(空白期間)があると転職は不利?対処方法を解説

転職活動を行いたいと考えているが、ブランクがあると転職が不利にならないか不安と思う方も多いのではないでしょうか。確かにブランクの有無を気にする企業はありますが、転職ができないというわけではないですよ。本記事ではブランクがあると不利と言われる理由、ブランクがあっても転職成功する方法、などについて解説します。

ブランク(空白期間)があると転職は不利?

ブランクがあると転職は不利と言われることは多いです。確かに、履歴書に空白期間があると書類選考で落とされてしまうことはあるかもしれません。

しかし、決して正社員転職を諦めることはないです。なぜならその人の経験やスキル、人間性によってはブランクが長くても転職成功することはあるからです。

ブランクがあっても結局はその人の実力次第、ということですね。

 

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ブランクがあると不利と言われる理由

一般的にはブランクがあると転職が不利といわれています。なぜ不利といわれるのか、理由は3つに分けられるでしょう。

  • ①他企業から採用されていないと思われる
  • ②労働意欲が低いと思われる
  • ③早期退職されてしまうと思われる

それぞれの理由について詳しく解説していきますね。

 

①他企業から採用されていないと思われる

ブランクがあると「他企業ではこの人を選考で落としているのかな?」と推測されてしまいます。他の企業からどう評価されているかを、採用の基準の一つにする企業は多いです。

他企業からの評価が低いなら自社でも活躍が見込めない、と考える企業はあります。

ただ、すべての企業がそうであるとは限りません。なかにはブランクよりも、その人のスキルや将来性を重視して採用する企業はあります。

 

②労働意欲が低いと思われる

ブランクがあると労働意欲が低いと思われる場合も多いです。特にブランクが1年以上と長い場合、「仕事をやる意欲が本当にあるのか」疑われてしまいがちです。

そのためブランクがある方は、労働意欲が高いことを選考の場で証明する必要があります。

一例ですが、エンジニア職の場合ポートフォリオを作成して、その仕事に対する熱意や学習意欲があることをアピールする、という方法があります。

 

③早期退職されてしまうと思われる

ブランクがあると「早期退職されるのでは?」と疑われることも多くあります。

転職者に早期退職されることを恐れる企業は多いです。なぜなら早期退職されると、採用コストや研修コストが無駄になってしまうからです。

採用担当者は早期退職しない人材を選別する責任を背負っているといえるでしょう。

そのため面接では、早期退職しない人材であることをアピールする必要があります。具体的には過去の仕事のエピソードから継続力や忍耐強さ、などがあることを証明することが重要ですね。

 

ブランクがあっても納得されやすい理由

ブランクがあっても状況によっては面接官も納得してくれる場合はあります。特に次の3つによる空白期間は、納得される場合が多いですね。

  • ①スキルアップ・勉強
  • ②介護・子育て
  • ③病気・怪我

これらの理由でブランクがある方は、そこまで心配する必要はないでしょう。それぞれ納得されやすい理由について、詳しく解説していきます。

 

①スキルアップ・勉強

ブランク期間にスキルアップや勉強をしていたなら、面接官も納得してくれる可能性が高いです。たとえば、「資格の勉強をしていた」「アメリカに留学し英語を学んでいた」などといった理由です。

スキルアップ目的でのブランクなら、仕事に対する熱意があることが伝わりますので、それほど気にする必要はないでしょう。

ただし、大切なのはスキルアップ期間で何をしたかを具体的に語ることです。具体的に語れないと「本当はブランク期間に何もしてないんじゃないのか?」と疑われてしまいますよ。

たとえば、「基本情報技術者試験の資格を獲得し、プログラミングだけでなくサーバやネットワークのスキルも培いました。このスキルは御社でプログラマーとして働く際も、障害時の対応をしなければいけない場合などに役立つと思います」といった感じです。

身に付けたスキルが仕事でどう活かせるか、まで語れるとベストですね。

 

②介護・子育て

親の介護や子供の面倒をしている場合も、そこまで気にしない企業が多いです。

一昔前ならともかく、最近では育児休暇・介護休暇を取らせることに積極的な企業が多く、マイナスにはならない可能性もあります。

ただし、スキルが必要な仕事の場合、ブランクによってスキルが錆びついていないことを証明することが重要になります。たとえば事務職である場合、基本的なパソコンスキルや顧客とのやり取りなどは前職で身に付けており、いまだに覚えていることを語りましょう。

やはり資格などを通じて、ブランク期間にもスキルアップに勤しんでいたことを語るのが効果的ですね。

 

③病気・怪我

病気や怪我などが理由のブランク期間も、仕方がないと思われる可能性があります。ただし、証明書などの提出が必要な場合があるので注意です。

また、現時点では病気・怪我が回復済みであり、「問題なく実務をこなせる」「就業時間も求人票どおりで問題ない」ということをアピールするのも忘れないようにしましょう。

なお、病気・怪我が完治していないという場合は、嘘をつかず正直に記載するほうがよいです。というのも、転職後に通院などで有給を消化できなくなる恐れもあるからです。

正直に記載した結果、選考で落ちる可能性はあるかもしれません。しかし、通院できなくて怪我が悪化してしまったら元も子もないですからね。

 

ブランクがある方が転職成功させるポイント

ブランクがあっても転職を成功させることは可能です。ブランクがある方は次の5つのポイントを意識することが肝心ですよ。

  • ①ブランク期間でやったことを振り返る
  • ②前職で得た経験・スキルを洗い出す
  • ③転職エージェントを活用する
  • ④あらかじめ想定される質問の答えを用意
  • ⑤面接で嘘をつくことはしない

それぞれ成功させるポイントについて詳しく解説していきます。

 

①ブランク期間でやったことを振り返る

まずは、ブランク期間でやったことを振り返りましょう。「ブランク期間で何をやりましたか?」は面接でほぼ必ず聞かれるからです。

たとえば、留学に行ってたのなら、留学先で何を学んだか、それは仕事でどのように活用できるか、次は何のスキルを身につけたいか、まで具体的に話せるとよいです。

ブランク期間について聞かれても焦らず、むしろ「これは自己PRのチャンスだ」と思うとよいですね。

 

②前職で得た経験・スキルを洗い出す

前職で得た経験・スキルも洗い出しておきましょう。ブランクがあったとしても前職での経験・スキルは基本活かせますし、面接でも掘り下げて聞かれることが多いからです。

問題は、前職で何をやったのか忘れてしまうことですね。なので、営業成績など前職での実績が分かる資料は取っておくようにしましょう。

 

③転職エージェントを活用する

ブランク期間がある方は転職エージェントを活用するのがおすすめです。エージェントに登録すると、担当者が求人を紹介してくれます。

エージェントの担当者は転職のプロですので、ブランクがあっても転職しやすい求人も知っていることが多いです。

また、エージェントでは履歴書の添削や面接練習も行ってくれます。選考通過率を上げるためにも、エージェントには一つ登録しておくとよいでしょう。

 

④あらかじめ想定される質問の答えを用意

あらかじめ想定される質問の答えも用意しておきましょう。

「なぜブランク期間があるのか」「ブランク期間中に何をしていたか」などは特に聞かれることが多いです。これらの質問にスラスラ答えられないようでは、選考通過は難しいでしょう。

転職エージェントの担当者はどのような質問をされることが多いか知っており、想定質問リストを作ってくれることもあります。

 

⑤面接で嘘をつくことはしない

面接で嘘をつくことはしないようにしましょう。

たとえば、職歴を偽装してブランクがないように見せる、などはNGです。休職期間があったことは、前職から発行される「源泉徴収票」でバレてしまうからです。

経歴詐称がバレると場合によっては裁判に発展することもありますよ。

また、ブランク期間の理由も嘘はつかず正直に言うようにしましょう。

 

ブランク期間で何もしてなくもまだ間に合う

「ブランク期間で何もしてない…」。こういう場合に嘘をつくのは良くないですし、かといって正直に答えると選考通過できない確率が高くなってしまいます。

この場合、今からでもできることはないか探すのが望ましいでしょう。

 

資格を獲得などを通じて意欲をアピール

おすすめは資格を獲得することです。資格は学習意欲を分かりやすく伝えられます。

たとえば、エンジニアなら基本情報技術者試験、営業ならセールススキル検定といった資格は、比較的どの職場でも評価されやすいため、優先して獲得したいところですね。

資格以外には、UdemyProgateなどのオンライン学習サイトで勉強するのもよいです。学習サイトは自宅でも手軽に勉強できるため、資格獲得よりもハードルが低いでしょう。

とにかく面接時にアピールできる材料を増やすことを意識してみましょう。

 

最後に

この記事で説明してきた内容をまとめると以下のとおりです。

この記事のポイント

  • ブランクがあると転職は不利だが諦めるほどではない
  • ブランクがあると不利と言われる理由は、他企業から採用されていないと思われる/労働意欲が低いと思われる/早期退職されてしまうと思われる
  • ブランクがあっても、スキルアップ・勉強/介護・子育て/病気・怪我、の3つの理由なら納得されやすい
  • ブランクがある方が転職成功させるポイントは、ブランク期間でやったことを振り返る/前職で得た経験・スキルを洗い出す/転職エージェントを活用する/あらかじめ想定される質問の答えを用意/面接で嘘をつくことはしない

ブランクがあっても正社員に転職できる可能性は十分あります。転職活動に不安がある方は、転職エージェントを活用するのがおすすめですよ。

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