新卒入社して一年未満で転職するのは危険?リスクとメリットを解説

新卒入社してまだ1年未満だが、もう仕事を辞めたいと思う方もいるのではないでしょうか。1年未満で仕事を辞める場合、次の就職先が見つかるのか不安ですよね。本記事では、新卒入社して1年未満で転職するリスク、1年未満で転職するメリットやポイントについて解説します。

新卒入社して一年未満で転職するリスク

最初に、新卒入社して1年未満で転職するリスクを解説します。

  • ①面接官から厳しい目で見られがち
  • ②スキルが習得できていない
  • ③早期退職する癖がつく
  • ④退職理由がネガティブなものになる
  • ⑤年収は下がることが多い

必ずしもではありませんが、これら5つのリスクがあることを念頭に置きましょう。1年未満で転職する場合、これらを解決しないといけません。

1つ1つのリスクと、その対処方法について詳しく解説していきます。

 

①面接官から厳しい目で見られがち​

1年未満で退職してしまうと、転職時に採用担当者から厳しい目で見られることが多くなります。なぜなら「うちも早期退職するのでは?」と思われてしまうからです。

従業員に早期退職されると、採用コストや研修コストが無駄になってしまいます。また、そんな人材を採用した面接官にも責任が問われます。そのため、早期退職しそうな人材は警戒するのが当たり前のことなのです。

そのため採用されるためには、早期退職しない、という説得力を面接で出す必要があります。たとえば、将来のキャリアプランを詳細に語り、先を見据えて転職活動していることを証明する、といった感じですね。

これが1年未満での転職を成功させる鍵といえるでしょう。

 

②スキルが習得できていない

1年未満の業務経験では、スキルが十分に身についていないことが多いです。

たとえば、エンジニア職の場合、1年目では既存システムのちょっとした修正などの仕事が中心であり、1から開発を任されることはほとんどありません。そのため、開発スキルがまだ十分に備わっていないのです。

スキルが不十分だと、当然就職は不利になりますね。

そのため採用されるには、業務経験が1年未満でも十分なスキルがあることを、証明する必要があるでしょう。たとえば、資格を獲得すればその分野の最低限のスキルがあることは証明できるので、1年未満で転職する場合は資格獲得を目指すのもおすすめです。

 

③早期退職する癖がつく

1年未満で退職すると、人によっては早期退職する癖がついてしまいます。

早期退職は1度だけならまだしも、2、3度と繰り返すと危険信号です。失敗から何も学んでいないと見做されてしまい、転職がかなり不利になってしまいますよ。

そのため、1年未満で転職する場合、もう二度と同じことは繰り返さない、と決意を固めることが肝心です。

 

④退職理由がネガティブなものになる

1年未満で退職した人には面接で「なぜ辞めたのか」をだいたい面接官は聞きます。1年未満で辞めるというのは、イレギュラーケースであると見做されるからです。

退職理由を聞かれた際は、ポジティブな理由を話すことが基本です。

たとえば、「残業が多いから」などネガティブな理由を話すのはよくありません。「別分野にも挑戦したかった」などポジティブな理由にすることが肝心です。

ただ、1年未満で辞めた場合、退職理由に説得力が出なくなってしまい、「別分野に挑戦したいなら、そもそもなぜそこに入社したの?」と突っ込まれる可能性もあります。

そのため、よほどスキのない退職理由を考えなくてはいけません。

 

⑤年収は下がることが多い

1年未満で辞める場合、年収は下がることが多いです。単純に採用してくれる企業が限られてくるため、年収が低くても妥協せざるを得ないこともあります。

年収を下げたくないなら、ある程度転職期間を長く見積もり、根気よく選考を受けていくよりほかないでしょう。

 

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状況によっては一年未満で転職するのも手

状況によっては1年未満で転職するのも選択肢の1つです。たとえば、会社がブラックだったり残業が多すぎたりして自分の体調に支障をきたす場合は、辞めるのは仕方ないですね。

今後のキャリアプランや自分の学歴・スキルなども踏まえ、辞めるべきか決めましょう。

 

早期退職を繰り返すのはNG

早期退職を繰り返すのは基本的にNGです。何度も早期退職すると、履歴書が汚れてしまい、転職がどんどん厳しくなっていきます。

早期退職を繰り返さないためには、焦らずに転職活動をすることです。内定がもらえそうな場合であっても、本当に転職すべきかどうかをよく考えることが大切ですね。

転職会議openworkなどの口コミサイトを確認し、その企業がブラックではないか確認した方がよいです。口コミサイトには会社の説明会だけでは分からない、企業のリアルな姿を知ることができる可能性がありますよ。

 

新卒一年未満で転職するメリット

続いて、新卒1年未満で転職するメリットを3つ解説します。

  • ①労働環境の良い企業を目指せる
  • ②社会を知ったうえでキャリアの見直しが可能
  • ③社会人基礎スキルはすでに身についている

転職活動時にはこれらのメリットを上手く活かすことが肝心です。1つ1つのメリットについて詳しく解説していきます。

 

①労働環境の良い企業を目指せる

社会の状況をよく知ったうえで転職活動できるのが1つ目のメリットです。

社会についてよく知らず、新卒で労働環境の良くない企業に入社してしまう人は多いです。一度社会に出てしまえば、社会とはどういったものか肌で体験することができます。

たとえば、完全週休2日制と週休2日制の違いが分からず、土日が休みでない会社に入社してしまう人は多くいますね。

新卒時の反省点を踏まえたうえで、もう一度優良企業を探せるのは大きいですよ。

 

②社会を知ったうえでキャリアの見直しが可能

社会を知ったうえでキャリアの見直しができるのもメリットですね。

一度社会を経験すると、何を重視して転職活動すべきかわかってきます。例えば、エンジニア職の場合、自社開発と受託開発の違いなど、転職してみてはじめてわかることは多いです。社会人の場合、こういう細かいことも考えたうえで転職活動ができます。

また、社会を経験すれば自分が何なら我慢できて何なら我慢できないか、もわかります。例えば、労働時間が長いのは我慢できるが人間関係が悪いのは我慢できない、など。

自分の特性や社会の状況を踏まえたうえで、再スタートできるのは大きいですね。

 

③社会人基礎スキルはすでに身についている

1年未満でも新人研修やマナー研修はすでに終わっており、社会人としての基礎スキルは身についていることが多いです。社会人基礎スキルは、他の会社でも同じように通用します。

社会人基礎スキルが身についているのは大きなことです。なぜなら、企業側がその人の研修コストを削減することができるためです。

社会人基礎スキルは1年未満で転職する人の、大きな武器と言えるでしょう。

 

新卒一年未満で転職するポイント

最後に、新卒1年未満で転職するポイントをまとめました。

  • ①自己分析を最初から行う
  • ②転職エージェントを活用する
  • ③キャリアプランを明確化させる

これら3つのポイントを押さえることで、転職成功確率を上げることが可能です。それぞれ詳しく解説していきますね。

 

①自己分析を最初から行う

1年未満で転職する場合、もう一度自己分析を最初から行いましょう。

自己分析を行うことで、再度転職失敗することを防ぐことが肝心です。一度早期退職したらもう後がないと考えたほうがいいですね。

自己分析を行う場合、自己診断ツールを使うのもおすすめです。例えば、適性診断MATCHplusや​​CAREER INDEXなどは質問数も多く、自分という人間を深く知ることができますよ。

 

②転職エージェントを活用する

1年未満で転職するならエージェントは活用した方がよいです。1年未満での転職はやはり不利ですので、転職のプロの手を借りて少しでも成功確率を上げるべきでしょう。

転職エージェントでは、担当者が自分の要望に合った求人を探してくれます。1年未満でも転職しやすい求人も紹介してくれますよ。

また、履歴書・職務履歴書の添削や面接練習なども行ってくれます。転職活動がはじめての方は職務経歴書の書き方がわからないと思うので、サポートを受けた方がよいでしょう。

なかには第二新卒向けのエージェントもありますので、活用してみることをおすすめします。

 

③キャリアプランを明確化させる

キャリアプランを明確化させるのも大切なことです。

キャリアプランを面接で詳しく話すことで将来を見据えて転職していることが伝わり、「早期退職する人材」と思われにくくなりますよ。5年後、10年後、どういう仕事に就いていたいか想像して、キャリアプランを考えてみましょう。

1人でのキャリアプラン構築が難しい場合、やはりエージェントに相談した方がよいです。エージェントでは転職アドバイスも行ってくれ、自分のスキルや希望に応じてキャリアプラン例も提示してくれるため、参考になりますよ。

 

最後に

この記事で説明してきた内容をまとめると以下のとおりです。

この記事のポイント

  • 1年未満で転職するリスクは、面接官から厳しい目で見られがち/スキルが習得できていない/早期退職する癖がつく/退職理由がネガティブなものになる/年収は下がることが多い
  • 状況によっては新卒一年未満で転職するのも検討した方がよい
  • 新卒1年未満で転職するメリットは、労働環境の良い企業を目指せる/社会を知ったうえでキャリアの見直しが可能/社会人基礎スキルはすでに身についている
  • 新卒1年未満で転職するポイントは、自己分析を最初から行う/転職エージェントを活用する/キャリアプランを明確化させる

新卒1年未満でも上手く転職活動すれば、転職は可能です。転職活動に不安がある方は転職エージェントを活用するのがおすすめですよ。

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