【例文あり】ITエンジニアの志望動機の書き方を業界ごとに解説

エンジニアに転職したいが志望動機が上手く書けないという方も多いのではないでしょうか。エンジニア転職を目指す場合、保有スキルを上手くアピールしつつ志望動機をまとめることが肝心です。本記事では、ITエンジニアの志望動機の書き方を解説します。

ITエンジニアとは?

ITエンジニアとは、システムやアプリケーションの開発に携わるエンジニアの総称です。

ITエンジニアは、システムの要件定義を行うSE、プログラミングを行うプログラマー、
プロジェクトの管理を行うPM、インフラを管理するインフラエンジニア、などに細分化されます。また、システム開発において複数の分野を担当できる方は、フルスタックエンジニアと呼ばれることもありますね。

また、ITエンジニアが働くIT業界は、Web・SIer・ソフトウェア・ハードウェアの4つの分野に大きく分けられます。それぞれの分野は開発形態や販売形態などが異なりますね。

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エンジニアの志望動機を書くポイント

ITエンジニア職に共通する志望動機を書くポイントを解説します。

  • ①学び続ける気持ちがあることをアピールする
  • ②今持っているITスキルを端的に伝える
  • ③入社後のキャリアプランが分かるように書く

これらの3つのポイントを意識することで、採用担当者を唸らせる志望動機になりますよ。1つ1つのポイントについて詳しく解説していきます。

①学び続ける気持ちがあることをアピールする

1つ目は、学び続ける気持ちがあることを志望動機内でアピールすることです。

なぜなら、エンジニアは学び続ける必要性が強い仕事であるためです。最新技術を学ばないと時代についていくことができず、エンジニアとしての市場価値が落ちてしまいます。

たとえば、人工知能やディープラーニング、AWSなど最新スキルを学んでいることを、志望動機でアピールしましょう。また、現在取得を目指している資格は何かを伝えるのもおすすめですね。

②今持っているITスキルを端的に伝える

2つ目は、今持っているITスキルを端的に伝えることです。

経験者の場合は前職の実績を元に、どんなスキルを得ているか具体的に話しましょう。たとえば「前職ではデータ更新の処理速度を改善した実績があるため、データベースエンジニアとしてのスキルには自信があります」などです。

未経験者の場合は、趣味でアプリなどを開発していることを話すのが良いですね。たとえば「趣味でスマホゲームを作った経験があり、◯円売上を出しました」といった感じです。

③入社後のキャリアプランが分かるように書く

3つ目は、転職後のキャリアプランが分かるように書くことです。

キャリアプランを語ることで、将来を見据えたうえでエンジニア職に転職を検討していることが伝わります。また、エンジニア職は離職率も高いため、長く働いてくれる人材であることもアピールできますね。

たとえば「5年後はSEにキャリアアップし、10年後はPLとしてチームを束ねたいと思っています」といった具合です。

【業界別】エンジニアの志望動機の例文

エンジニアの志望動機の例文を業界別にまとめました。

  • ①インターネット・Web業界
  • ②SIer業界
  • ③ソフトウェア業界・ハードウェア業界

これら3つの業界における志望動機の書き方のコツをそれぞれまとめています。

①インターネット・Web業界

インターネット・Web業界は、SNSやECサイトなどのWebサービスを開発し自社で運営する企業のことです。TwitterやFacebook、Amazon、Googleなどの企業が該当します。

OK例

私は前職で営業職として飛び込み営業を行い、契約数1位を獲得した実績があります。飛び込み営業ではときには顧客先で怒鳴られることもありましたが、それでも諦めず顧客の興味のある話題と商品を関連づけて説明したり、「せめてパンフレットだけでもお読みください」と頭を下げたりしてきました。

御社を志望した理由は、諦めない気持ちを前職で学んだため、企業理念の「挑戦する心を忘れない」に感銘を受けたためです。また、私は元々Web開発に興味があり、自分でWebサイトを開発した経験もございます。PHPやHTMLなどの基礎スキルは習得済みであり、現在はJavaScriptを勉強中です。

前職で培った精神力や諦めない力などは、顧客の要望を元に何度も改良を行わなくてはいけないWeb開発において大いに役立つと感じています。一刻も早く戦力になりたいと思うのでよろしくお願いいたします。

OK例では前職の営業職としての経験・実績が詳しく書かれています。さらに、その仕事がエンジニア職にどう役立つかも語っています。

また、習得済み・予定のスキルが何か伝えることも大切です。Web業界は即戦力を求める傾向があるため、スキルの高さをアピールしないと、内定獲得は難しいでしょう。くわえて、一刻も早く戦力になりたいことも伝えると良いです。

NG例

私は前職で営業職として飛び込み営業を行ってきました。元々Web開発に興味があり、今回応募させていただきました。営業職として身につけた経験はエンジニア職でも役立つと感じております。一刻も早く戦力になりたいと思うのでよろしくお願いいたします。

NG例では前職の経験が具体的に書かれておらず、自己PRになっていません。志望動機は自己PRの場ですので、自分が現在持っている経験・スキルが何か織り交ぜるようにしましょう。

また、「Web開発に興味がある」だけでは志望動機として弱いです。「Web開発に興味があるため、現在◯◯を勉強中」のように、具体的な行動内容をくわえた方が説得力が増しますよ。

②SIer業界

Sier業界はシステム開発や運用を他社から請け負う企業のことです。野村総合研究所やNTTデータなどが該当します。

OK例

私は前職では一般事務の仕事を行っていました。書類作成の仕事が特に多かったため、私は業務効率を上げるべくPythonで簡単なツールを作成しました。結果自分だけでなく部署全体の業務効率が上がり、残業時間の削減にも貢献しました。

一般事務の仕事をこなすうちに私はシステム開発の仕事に興味を持ち、今回応募させていただきました。御社はSIer企業の中でも大規模案件が多く、社会を大きく動かすシステムの開発に携わりたいと思ったのも志望理由です。現在はJavaの学習に励むとともに、基本情報技術者試験の資格獲得も目指しています。

エンジニア職は未経験ではありますが、一刻も早く戦力として活躍したいと考えていますので、よろしくお願いいたします。

OK例では前職の一般事務の仕事で工夫したことについて具体的に書かれています。なぜエンジニア職を志望したのかも分かりやすいですよね。また、御社のシステム開発の特徴についても語っており、「なぜこの会社なのか」もよく分かるようになっています。

NG例

私は前職では一般事務の仕事を行っていました。元々システム開発の仕事に興味があり、御社は未経験でも転職しやすいとお聞きしていたので応募させていただきました。また、御社は残業・休日出勤がIT企業の中では比較的少ないのも志望した理由の1つです。

「未経験でも転職しやすいから」という志望動機はNGです。志望動機は自己PRを軸に組み立てるのがポイントですね。また、「なぜこの会社なのか」も分からず志望動機として薄いです。このような志望動機になることを避けるために、企業のことはよく調べておくことが大切です。

③ソフトウェア業界・ハードウェア業界

ソフトウェア業界はパッケージソフトとクラウドソフトなどを販売する企業のことです。対して、ハードウェア業界はパソコンに代表される物理的なIT製品を販売する企業のことです。どちらも自社で開発した製品を販売するという点は共通しています。

OK例

私は前職ではSES会社で顧客先に常駐しシステム開発を行っていたため、エンジニアとして幅広いスキルを身につけています。また、参画する案件には納期が短いものも多くありましたが、システム開発の効率的な方法を提案するなどして、プロジェクトリーダーを補佐してきました。参画した案件が納期に間に合わなかったことは一度もありません。

退職後は機械学習やディープラーニングなどのスキルも学び、資格獲得を目指して勉強を行っています。御社を志望した理由は、数多くあるソフトウェア会社の中でも品質の高さを重視していると感じたためです。特にクラウド会計ソフトは老若男女関わらず使いやすいものとなっています。

そのような技術力の高い会社なら、私もエンジニアとしていち早く成長できると感じております。また、人工知能など興味のある開発分野に携われる機会が多いのも志望理由です。

OK例では前職でどんな工夫を行い、成果をどの程度出したのか詳しく書かれています。さらに、現在学習中のスキルについても語っています。志望動機と前職での経験はなるべくリンクさせた方が説得力のある内容になりますよ。

NG例

私は前職ではSES会社で働いておりました。そのため、システム開発に関するスキルはある程度身につけています。御社では即戦力として活躍したいと思っております。ソフトウェア業界は今伸びていると感じたのも志望した理由の1つです。

NG例では前職の経験が具体的に書かれておらず、現時点でのその人のスキルレベルが分かりません。また、志望動機が「ソフトウェア業界は伸びているから」だけでは弱いです。伸びているソフトウェア業界でどのように活躍したいのか、まで語ることが肝心ですね。

最後に

この記事で説明してきた内容をまとめると以下のとおりです。

この記事のポイント

  • ITエンジニアはシステムやアプリケーションの開発に携わるエンジニアの総称
  • ITエンジニアの志望動機を書くポイントは、学び続ける気持ちがあることをアピールする/今持っているITスキルを端的に伝える/入社後のキャリアプランが分かるように書く
  • IT業界にもさまざまな分野があるため、各分野の特性を踏まえて志望動機を書くこと

エンジニア職は未経験でもスキルさえ身につければ転職しやすい職種です。志望動機では開発に関連したスキルを保有していることを最大限にアピールすることが肝心ですね。

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