最終面接で不採用連絡が早い場合と遅い場合がある理由とは?結果通知の目安時間もチェック

転職活動で最終面接が終了するとほっとした気持ちになるのも束の間、今度は結果連絡までの期間が長く感じ、落ち着かない気持ちで過ごす人も少なくないのではないでしょうか。

 

この記事では最終面接不採用連絡早い場合と遅い場合の両方がある理由から結果が通知されるまでにかかる時間の目安まで詳しく解説します。

最終面接の結果連絡までにかかる時間の目安とは?

 

リクナビNEXTが企業の人事担当者を対象に行ったアンケート調査で、面接結果の通知は、面接終了後どのくらいで行っているのかをたずねたところ、次のような結果が出ました。

 

面接結果を通知するまでの期間 割合
3日以内 24.0%
7日以内 56.7%
10日以内 15.3%
14日以内 3.7%
15日以上 0.3%

 

この結果からも、最終面接の結果連絡までにかかる時間は目安として1週間程度と考えるのが望ましいでしょう。

 

参考:リクナビNEXT「面接の結果連絡までにかかる期間についてのアンケート調査」

 

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最終面接の結果が採用で連絡までの時間が早い理由

 

最終面接の結果が採用の場合、すぐに連絡が来るのはどのような理由が考えられるのでしょうか。

 

3つご紹介します。

 

即決したため

もし最終面接に進んだ転職希望者の中に、企業が採用する条件や人物像にぴったりと当てはまる人が含まれていれば即決となるため、連絡までの時間は早くなるでしょう。

 

企業の人事担当者も、転職希望者が他の企業とも比較検討して入社するかどうかを決めることはわきまえているため、自社を選んでもらえるようすぐに連絡するということです。

 

一刻も早く採用しなければならないため

募集する企業で急な退職者が出たり、早急に人を集めて新たなプロジェクトを立ち上げなければならなかったりと一刻も早く人材が必要な状況になっていた場合、連絡までの時間は早くなります。

 

募集要項に「即戦力募集」などの文言が入っていた場合、このような理由も考えられるのではないでしょうか。

 

人事担当者の仕事が早いため

単純に企業の人事担当者が迅速に仕事を進めたため連絡が早くなる場合もあります。

 

転職希望者にとってはうれしい知らせが早く届くため、好ましいことだと言えるでしょう。

 

最終面接の結果が不採用で連絡までの時間が早い理由

 

前項とは逆に、最終面接の結果が不採用で連絡までの時間が早い理由にはどのようなことがあるのでしょうか。

 

2つご紹介します。

 

先に採用が決まった人がいたため

募集する際の転職サイトへの求人内容の掲載や広告への掲載は、期間を定めた契約となっているため、実際は採用者が全て決まっていても期間内であれば引き続き掲載されます。

 

この場合、面接をする前から不採用が確定していることになりますが、人事担当者も募集期間内である以上は面接を拒否するのは難しいため、面接後にすぐ不採用の通知をすることになるのです。

 

人事担当者の仕事が早いため

最終面接の結果が採用の場合でも不採用の場合でも、人事担当者の仕事が早ければ早急に通知されます。

 

転職希望者にとっては、不採用でもすぐに次の行動が起こせるのがメリットだと言えるでしょう。

 

最終面接の結果が採用で連絡までの時間が遅い理由

 

最終面接の結果が採用であるにもかかわらず連絡まで長く時間がかかるのはどうしてなのでしょうか。

 

理由を3つご紹介します。

 

人事担当者が多忙で連絡しきれていないため

最終面接の結果が採用でも、人事担当者が多忙になってしまうと連絡しきれない場合があります。

 

残業があまり多くない、福利厚生が充実しているなど内容の良い求人へは転職者からの応募が殺到し、倍率が10倍~100倍程度まで膨れ上がることもめずらしくありません。

 

このような求人で最終面接を受けたのが全ての応募者内で始めの方である場合、全ての応募者の面接が終了するまでは結果が通知されることはありませんので、必然的に採用であっても連絡までの時間は遅くなります。

 

また転職の面接の場合、全ての応募者に対して平日の昼間に面接時間を設定するのは難しいため、応募者が多ければ多いほど人事担当者が多忙となり、結果的に連絡は遅れてしまうでしょう。

 

補欠合格者となっているため

企業が転職希望者に対して採用通知を出したとしても、通知を出した全員が入社してくれるわけではなく、辞退者も一定数出ることが予想されます。

 

しかし、もしこのことを企業が見越して多めに採用通知を出してしまうと、予定の人数以上に人材を採用しなければならなくなってしまいます。

 

そのため企業では本来採用したい人に対して入社するかどうかの意図を確認した後、辞退者分の採用通知を補欠合格者に送付することで人数を合わせるようにしているのです。

 

近年就活生に対して内定取り消しを行いイメージダウンしてしまった企業も数多くあるため、転職者に対しても採用通知後の取り消しは避けるよう配慮がなされているということです。

 

決裁が取れないため

採用自体は決定しているものの稟議を上げたり、採用するかどうかの最終決定権を持つ人の決裁が遅れてしまったりするとその分通知をするのは遅くなります。

 

ベンチャー企業や中小企業の場合、採用担当者が人事だけではなく他の業務を兼務している可能性が高いため、スケジュール通りに稟議や決裁ができないこともあるでしょう。

 

また大会社の場合、稟議から決裁まで多くの人が書類に目を通し印鑑を押す必要があるため、より通知までには時間がかかることが予想されます。

 

最終面接の結果が不採用で連絡までの時間が遅い理由

 

最終面接の結果が不採用で、連絡までの時間が遅い理由にはどのようなことが考えられるのでしょうか。

 

2つご紹介します。

 

不採用で連絡を後回しにされているため

転職者の立場からすると理不尽に感じるかもしれませんが、不採用者をその企業が重要視していないため、連絡を後回しにしている場合があります。

 

このような企業においては、まず重要視している採用者に関する手続きが人事担当者にとって優先順位の高い仕事となるため、採用連絡が著しく遅くなることがあるでしょう。

 

残念ながら不採用の人に少しでも時間を割くのはもったいないと考える企業も存在し、そのような企業の場合連絡自体を行わない事例もあります。

 

このような場合は不採用を残念だと感じる必要はなく、むしろ採用されなくて幸運だったと考えられるのではないでしょうか。

 

応募者の気持ちに配慮してタイミングを見計らっているため

転職者の中には不採用だからといってあまりにも連絡が早いと、自分は企業にとって採用を検討する余地すらない人材なのかと自分を責めてしまう人もいるでしょう。

 

そのような感情に配慮し、もしすぐに不採用が決まっていたとしても一定の時間を空けてから通知を行う人事担当者もいます。

 

最終面接の結果連絡が遅い場合の対処法

 

最終面接の結果連絡が遅い場合の対処法には、どのようなことがあるのでしょうか。

 

2つご紹介します。

 

転職活動を継続する

最終面接の結果連絡が遅い場合落ち着かない日々を過ごすことにはなりますが、どうしても転職したい場合は引き続き転職活動を行うのが望ましいでしょう。

 

その間に、さらに自分にとって条件の良い求人を思いがけなく見つける可能性も出てきます。

 

内定を複数持っていることで条件の良い方を選べる立場になりますし、精神的にも安心できる環境を自分に作ってあげる結果となります。

 

もし最終面接の結果連絡が遅く、結果が不採用だった場合その後の転職活動にも遅れが生じ、結果的に自分が想定していた時期には転職できないといった結果を招きかねません。

 

このような場合、転職活動に対するモチベーションが低下してしまい、転職すること自体をあきらめてしまう人も出てくるのではないでしょうか。

 

自分の希望する転職先に自分の立てたスケジュール通りに入社するためにも、1つの最終面接の結果連絡にとらわれすぎることのないよう、また転職活動に後悔のないよう行動してみてください。

 

補欠合格者である可能性を考慮する

最終面接の結果が採用で連絡までの時間が遅い理由の項目でも挙げた通り、企業では本来採用したい人に対して入社するかどうかの意図を確認した後、辞退者分の採用通知を補欠合格者に送付することで人数を合わせています。

 

そのため最終面接の結果連絡が遅い場合は自分が補欠合格者である可能性も鑑み、ひとまずある程度の期間は待ってみるのもよいでしょう。

 

辞退者が出れば入社することができますし、もしその企業が第一志望であれば時間はかかっても自分自身にとって理想的な転職と言えるのではないでしょうか。

 

最終面接結果の予想はできるのか

 

今までの項目でお伝えした通り、最終面接の通知が早いか遅いかでは結果の判断をするのは難しいでしょう。

 

通知の早い、遅い双方にそれぞれ異なる理由が存在しますし、その理由は企業の外部からはうかがい知ることはできないためです。

 

しかし、最終面接の結果は別の方法で予想することが可能です。

 

その方法とは最終面接の結果通知の手段です。

 

企業が結果通知の手段として用いるのは電話、メール、郵便の3種類ですが、この中で電話で結果通知が行われる場合は採用の可能性が高いとされます。

 

なぜなら採用を通知したとしても、転職者が100%入社してくれるとは限らず、辞退する人や通知した時点では入社を迷う人も出てくるためです。

 

企業としてはこのようなことを想定して、電話で人事担当者が会話することにより入社するかどうかを直接本人の口から聴きたいと考えているのです。

 

もし入社を迷う人がいれば、その場でどのようなことに対して不安を感じているのかを聴き、それを解消する必要が出てくるでしょう。

 

これらのことから最終面接における結果通知の手段が電話だった場合は、採用される可能性が高いと言えるのです。

 

最後に

 

最終面接不採用連絡には早い場合も遅い場合もありますが、双方にしっかりとした理由が存在するため、一概に通知の早さだけでは採用か不採用かを見極めることはできないとわかりました。

 

この記事も参考にして、ぜひ結果通知の早さにとらわれすぎず自分のペースで転職活動を進めてみてください。

 

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