【テレワーク可能な転職先を見つける方法とは】転職活動のポイントも解説

テレワークができる企業に転職したいという方も多いのではないでしょうか。最近ではテレワークができる求人も増えていますが、職種によってはテレワークが難しい場合もあります。本記事ではテレワークがしやすい職種、テレワークができる企業に転職する際の注意点などについて解説していきます。

テレワークの求人はどの程度増えているのか?

 

2020年3月のテレワーク実施率は13.2%でした。その後緊急事態宣言が発令され、2020年4月には27.9%にまで上昇しました。

その後は少し下がったものの、高い水準を維持しています。緊急事態宣言解除後もテレワークを続ける企業は多くあります。テレワークの便利さに気がついた企業も多いと推測されます。

さらに、2回目の緊急事態宣言時である2021年3月には38.4%に再上昇しました。時期によって差はあるものの、テレワークの求人は1回目の緊急事態宣言前に比べても、増えていることは確かです。

参考:https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r03/html/nd123410.html

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未経験でもテレワーク可な企業への転職は可能?

原則、全くの未経験ではテレワーク可な企業への転職は難しいかもしれません。未経験者の場合、在宅で1人で仕事を任せることはできないためです。もちろんZoomなどのオンラインツールで指示は出せますが、直接対面しないと細かい箇所の指示出しは難しいでしょう。

そのため、テレワーク求人に応募する際は、1人でも仕事をこなせるだけの実績・スキルがあることを証明することが大切といえます。また、未経験からテレワーク可な企業への転職をする場合、一旦テレワーク以外でその仕事を経験したうえで、テレワークに切り替えてもらう必要があるでしょう。

テレワーク転職が比較的しやすい職種とは?

テレワーク可な企業への転職がしやすい職種には次の6つが挙げられます。

  • ①プログラマー
  • ②Webデザイナー
  • ③ライター
  • ④カスタマーサポート
  • ⑤事務
  • ⑥コンサルタント

これらの職種は作業が自宅で完結する場合が多くテレワーク求人を見つけやすいです。ただし、完全リモートで働けるとは限らず、出社しなければいけない日もある場合が多い点は注意してください。また、企業によってはこれらの職種でもテレワークを認めていない場合もあります。

1つ1つのテレワークがしやすい職種について詳しく解説していきます。

①プログラマー

プログラマーは設計書に基づきプログラミングを行う仕事です。Webサイトやスマホアプリなどさまざまなシステムを開発しています。

プログラミング作業自体は自宅でも可能ですね。サーバにリモートで接続すれば、ファイルをアップロードできます。また、他の開発メンバーとのやり取りもZoomなどでできるでしょう。

ただし、システムのトラブル時は出向しないといけない場合もあります。また、システムエンジニアやプロジェクトリーダーにキャリアアップすると、顧客と打ち合わせを行う関係で完全リモートではなくなる可能性もあります。

②Webデザイナー

WebデザイナーはWebサイトのデザイン作成およびコーディングを行う仕事です。ユーザーの目を惹きつけるとともに使いやすいWebサイトを作成する必要があります。

デザイン作成やコーディング作業は自宅でも問題なく可能です。PhotoshopやIllustratorなどのデザインツールは自宅のパソコンからでも使うことができますね。

ただし、プログラマー同様にトラブル時は出向しないといけないでしょう。

Webデザイナーはさまざまなスキルを求められる仕事であり、かつWeb業界は実力主義の傾向が強いため、転職難易度は高めです。転職するには、スキルを高めたり資格を獲得したりといったことが必要になってきます。

ただ、テレワークがしたい方にとっては向いている仕事と言えます。

③ライター

ライターは雑誌やWebメディアに掲載する記事を執筆する仕事です。文章力はもちろん、リサーチ能力やWord・Excelのスキル、インタビューを行うためのコミュニケーションスキルなども求められますね。

インタビューは難しいですが、ライティング作業は自宅でも可能です。文章作成に必要な資料などがオンラインで閲覧できる状況ならテレワークはしやすいでしょう。また、顧客やチームとのやり取りもZoomで行えます。

ライターはフリーランスで働いている人も多い職種です。フリーランスが多い職種は比較的テレワークがしやすい傾向がありますね。

④カスタマーサポート

カスタマーサポートとは、ユーザーのクレーム・質問に対し電話で対応する仕事です。たとえば、メーカー企業の場合自社のパソコンやルーターなどに関するクレーム・質問に対応します。

自宅でも電話対応は可能なため、カスタマーサポートもテレワークしやすい仕事と言えます。クレーム内容を他部署を報告する際もSlackやZoomでできますね。

ただし他の仕事にも言えることですが、企業情報が外部に漏れないよう注意を配る必要があります。

⑤事務

事務員も場合によってはテレワークが可能です。電子書類の作成や電話対応などは自宅からでもできますし、顧客対応も会議ツールでできる場合もあります。

ただし、会社宛てに届いた紙の書類の確認はテレワークではできないため、出社しなければならない日も出てくるでしょう。完全リモートは難しいことが多いですね。

また、事務員の仕事は成果が分かりにくいため、過程が見れず成果を重視せざるを得ないテレワークにおいては、上司からの評価を上げることが難しくなる可能性はあります。

⑥コンサルタント

コンサルタントとは企業の課題を聞き最適な解決案を提案する仕事です。コンサルタントも営業同様、会議ツールを使えば行えることが多く、コンサル会社の中にはテレワークを認めている場合もあります。

ただし、コンサルタントはハイレベルなスキル・経験を求められる仕事です。テレワーク目的でコンサルタントを目指す、というのはあまり現実的ではないかもしれません。

テレワーク転職を目指すならエージェントに相談がおすすめ

テレワーク可な企業への転職を目指すなら、転職エージェントを活用するのがおすすめです。エージェントでは自分の希望に合った求人を紹介してくれます。そのため「テレワークで働きたい」と伝えれば、テレワーク求人を紹介してくれます。

また、エージェントの中にはテレワーク求人を多く保有しているものもあります。たとえば、リクルートエージェントマイナビエージェントなどの総合型エージェントには、テレワークの求人も多いです。

また、転職エージェント経由でないと応募できない求人も多くあります。エージェントは利用しないと損といえるでしょう。

テレワークができる企業に転職する際の注意点

続いて、テレワークができる企業に転職する際の注意点を解説します。転職する場合は次の4つを念頭に入れた上で行うのがよいですね。

  • ①テレワークができることを志望理由にしない
  • ②テレワークでもコミュニケーションはしっかり取る
  • ③仕事の過程ではなく結果で評価されることを念頭に
  • ④1人で遂行できるだけのスキルが求められる

これらを念頭に入れておかないと、転職できても「こんなはずじゃなかった」と思ってしまう可能性もあります。1つ1つの注意点について、詳しく解説していきましょう。

①テレワークができることを志望理由にしない

1つ目はテレワークを志望動機にしないことです。

なぜなら、志望動機は「自分の希望」よりも「企業に何を提供できるか」を軸にして組み立てるのが基本だからです。「テレワークがしたい」だと自己PRができず、採用されないでしょう。

たとえば、「前職の営業職で培った説明能力が、御社の企画職でもプレゼン時などに役立つと思ったため」など自己PRを混じえた志望動機にしましょう。

テレワークを志望動機にするのはNGです。

②テレワークでもコミュニケーションはしっかり取る

テレワークでもコミュニケーションはしっかり取らないといけません。当たり前のことですが、作業進捗は上司にしっかり報告したり確認すべき事項は質問したりする必要がありますね。

もしコミュニケーション能力が不足している場合、テレワークでなくなる恐れもあります。

面接でも、コミュニケーション能力が高いことはアピールした方がよいです。また、ZoomやSlackを使ってのコミュニケーションに慣れていることも伝えた方が、よりテレワーク可な企業への転職がしやすくなります。

③仕事の過程ではなく結果で評価されることを念頭に

仕事の過程ではなく結果で評価されることを知っておくべきです。

テレワークでは働いている様子が上司から確認できないため、提出する成果物のみで評価されます。たとえばWebデザイナーなら、自分が作成したWebサイトの質のみで判断されてしまいます。Webサイトを作る上で工夫したことや頑張ったことは評価対象にはならないですね。

結果で評価されることが原因で前職よりも年収が下がる可能性もあります。テレワーク可な企業への転職を目指すなら、そのことを念頭に入れておきましょう。

④1人で遂行できるだけのスキルが求められる

テレワークでは1人で業務ができるだけのスキルが求められます。

なぜならテレワークの場合、周りに相談できる人がいないためです。もちろんZoomなどで質問はできますが、リアルタイムで答えが返ってくる訳ではないため、基本的には1人で頑張る必要があります。

また、スケジュール管理も自分で行わなくてはいけません。1人だとサボってしまったり、たいへんな仕事を後回しにしてしまったりするタイプはテレワークには向いていないでしょう。

面接では、1人で遂行できるだけのスキルを持っていることを証明する必要があります。証明ができないと採用されない確率が高くなってしまうでしょう。

最後に

この記事で説明してきた内容をまとめると以下の通りです。

この記事のポイント

  • テレワーク求人は一時期に比べると減っているがそれなりに多くある
  • 未経験の場合テレワーク求人に応募するのは難しい
  • テレワークがしやすい職種には、プログラマー/Webデザイナー/ライター/カスタマーサポート/営業/コンサルタントなどがある
  • テレワーク求人に応募する場合、テレワークができることを志望理由にしない/コミュニケーションはしっかり取る/仕事の過程ではなく結果で評価される/1人で遂行できるだけのスキルが必要、の4つを念頭に入れておく

テレワーク求人を探す場合、転職エージェントの利用がおすすめです。担当者が自分のスキルや要望に合ったテレワーク求人を紹介してくれます。

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