面接を済ませたものの思うようにいかず「落ちたかも…」とがっかりしている人もいるのではないでしょうか?でも、「落ちたかも…」と思っても以外と受かっているケースもあるので、がっかりする必要はありませんよ。本記事では「面接落ちたかも」と感じる理由と、今後確認したいことについて解説します。
「面接落ちたかも」と感じても受かる場合はある
「面接落ちたかも」と感じても受かっていることは結構あります。自己評価が厳しい方や1つのミスが大きく感じてしまいがちな人は、落ちたと思いこみやすいですね。
自分では良くなかったと思っても面接官には好印象、ということはよくあります。そのため感触が良くなかったからと言ってがっかりする必要はありません。
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「面接落ちたかも」と感じる主な理由
「面接落ちたかも」と感じるのにはいくつか理由があります。特に次の5つに当てはまると、落ちたと勘違いしやすいですね。
- ①面接時間が短かった
- ②今後の選考に関する連絡がなかった
- ③合否メールがなかなか送られてこない
- ④圧迫面接に近かった
- ⑤逆質問の時間が設けられなかった
これらの状況であっても、受かっていることは多くあるので、心配しすぎない方が良いでしょう。1つ1つの理由について詳しく解説しましょう。
①面接時間が短かった
話が盛り上がらなかったり雑談の時間がなかったりすると、想像以上に早く面接が終わることがあります。面接時間が短いと「あまり期待されていないのかな?」と思ってしまいがちですよね。
でも、面接時間が短くても受かっていることは多くあります。たとえば、「1次面接で軽く質問するだけでにして2次面接で詳しく質問する予定だった」などといった場合もあるでしょう。
そのため面接時間が短くても落ちたと考えなくて良いです。
②今後の選考に関する連絡がなかった
今後の選考に関する連絡がない場合、「落とす予定だから説明がなかったのでは?」と思ってしまいますよね。でも、これも合否にはあまり関係ありません。
落とす落とさないに限らず、選考に関する連絡はしない予定になっている可能性もあるからです。
心配な方は「転職会議」や「みんなの就職活動日記」などの口コミサイトを確認しましょう。口コミサイトには面接を受けた感想などが書き込まれており、選考に関する連絡が他の人にあったかどうか確かめられます。
③合否メールがなかなか送られてこない
合否メールが全然送られてこないと不安を感じますよね。特に落とす場合はメールを送ってこない企業も増えており、メールが遅いと落とされたものだと考えてしまいがちです。
でも、合否メールは結構遅れて来ることも多くあります。中々メールが来なくても落ちついて待ちましょう。
また、合否メールがいつ頃届くかも、口コミサイトで調べられる可能性があるので見てみましょう。
④圧迫面接に近かった
質問攻めをされたりこちらの意見を否定してきたり、いわゆる「圧迫面接」に近い面接だった場合、落ちたと思いがちです。
でも、むしろその人に期待しているからこそ、厳しめに対応していることはよくあります。なので、圧迫面接に近い状況だったとしても、そこまで落ち込むことはありません。
⑤逆質問の時間が設けられなかった
面接ではほとんどの場合、逆質問の時間が設けられます。逆質問では、今後の選考についてや業務内容などについて質問ができます。
逆質問の時間が設けられなかった場合もやはり、こちらへの期待が薄いと思ってしまいがちです。でも、単純に面接官が逆質問の時間を設けるのを忘れていたり、その後のスケジュールが詰まっていて設けられなかったりする場合もあります。
逆質問があるかどうかも、合否の判断材料にはならないでしょう。
「面接落ちたかも」と感じたら確認したいこと
面接の感触が良くなくても落ち込む必要はありません。でも、反省点はしっかり把握し次に活かすことは大切です。そこで、面接終わりに確認したいことを5つ紹介します。
- ①身だしなみに問題はないか
- ②ビジネスマナーは問題ないか
- ③コミュニケーション能力に欠けていないか
- ④企業研究が十分だったか
- ⑤自己分析が十分だったか
これら5つに当てはまっていると、不合格となる可能性が高くなってしまいます。1つ1つの確認したいことについて、詳しく解説していきます。
①身だしなみに問題はないか
まずは身だしなみに問題がなかったか確認すべきです。身だしなみ=第一印象であり、第一印象が悪いとその後どんなに上手く自己PRできても挽回しきれないこともあるのです。
たとえば、以下に問題がなかったか振り返ってみましょう。
- スーツが汚れていないか、サイズが合っているか
- ネクタイがちゃんと結べているか
- ビジネスバッグの種類
- 髪型に清潔感はあるか
- 爪は伸びすぎていないか
最初の方は身だしなみに気をつけていても、慣れていく内にだんたん適当になっていく人は多いです。面接前に一度トイレに入り、身だしなみが整っているか確認する習慣をつけると良いでしょう。
②ビジネスマナーは問題ないか
ビジネスマナーに問題がなかったかもしっかり確認しておくべきです。ビジネスマナーが悪いとやはり印象が悪くなり、どんなに優秀な人材でも不合格となってしまう場合があります。
社会人になってからもビジネスマナーは重要ですので、就活中に会得するのが望ましいでしょう。特に以下のビジネスマナーは忘れる方も多いので面接前に確認しておくべきです。
- 建物に入ったらまずコートを脱ぐ
- 入室時のノックは3回
- 面接官が「どうぞ」と言ったら「失礼します」と言って入室
- 「どうぞ座って」と言われてから「失礼します」と言って座る
- 面接時は貴社ではなく御社を使う(履歴書では貴社)
③コミュニケーション能力に欠けていないか
コミュニケーション能力に欠けていなかったかも確認してみましょう。面接では途中で噛むなどしても問題ありません。それよりも自分が伝えたい内容をきちんと伝えられたか、を確認することが大切です。
上手く伝えられていなかった自覚がある場合、友人と面接練習をやってみるのが良いですね。話すことが苦手な方でも練習を繰り返すことで徐々に良くなっていく場合も多くあります。
また、緊張してしまい上手く喋れなかった、という方もいるでしょう。そういう方は、緊張をほぐすための自分なりのルーティンを行ってみるのがおすすめです。たとえば、音楽を聴いたり深呼吸をしたり、何でも構いません。
④企業研究が十分だったか
企業研究が十分だったかも確認しましょう。その会社のホームページなどを確認し、業務内容や企業方針について分析を重ねた上で面接に挑むことが大切です。
ただし、その企業のみ研究するだけでは不十分です。関連会社や業界全体のことまで把握し、その企業が業界内でどういったポジションにいるか、まで調べて始めてスタートラインに立てると言えるでしょう。
企業研究をするなら会社のホームページだけなく、社長が執筆した本を読んだり、IR情報を確認して事業動向について調べたりまですることが肝心です。
また、規模が小さい会社のため情報が得にくい場合、転職エージェントに登録して担当者に企業情報について調べてもらう、といった方法がおすすめです。転職エージェントははじめて就活する方にとって強い味方となってくれます。
⑤自己分析が十分だったか
最後に、自己分析が十分だったかも振り返ってみましょう。
長所・短所や自己PR内容を深堀りできているかが大事です。面接ではよく「それはなぜ?」と更に追求されて質問されることがありますよね。そういった場合でも対応できるよう、予め深く考えておくことが重要です。
また、他人に自分の性格について一度アンケートを取ってみましょう。自分が認識している自分の性格とズレがないか確認を取ることが大切です。このようにして客観的な自己分析を行うようにしましょう。
終わった面接は忘れて気持ちを切り替えよう
面接での感触はあまり当てにならないことが多いです。「良かった!」と思っても落ちていたり、「だめだった……」と思っても受かっていたりすることは良くあります。
終わった面接のことをずっと考え続けても仕方ありません。それよりも次の面接に向けて準備を行うことが大切です。
反省点をまとめて次に活かす
面接の合否に関わらず反省すべき点はきちんと反省すべきです。面接を最初から最後まで振り返り、良くなかった点を書き出していきましょう。
反省点は就活ノートなどにまとめておくと良いです。就活ノートを次の面接直前で読み返すようにすれば、同じミスを繰り返すことがなくなりますね。
ただ、「振り返っても反省点がどこか分からない」、ということもあるでしょう。そういう場合、一度友人と面接練習をしてみるのが良いです。練習後に友人からフィードバックをもらい、良くない点を指摘してもらいます。
合わない企業もあると考える
どんなに面接で自己PRを上手く行い完璧に対応したとしても、企業が求める人物像に合致しなければ採用されることはありません。たとえば、「明るくハキハキとした人」を企業が求めている場合、おとなしいタイプの人は採用されづらいでしょう。
企業と相性が悪いのはどうしようもないなので、素直に諦めることも大切です。無理に性格を偽って面接に挑んで仮に採用されたとしても、入社後に自分と相性の悪い仕事に苦しめられることになります。
自分の性格を見極め、どの企業が自分に向いているか分析することが大切です。
最後に
この記事で説明してきた内容をまとめると以下の通りです。
この記事のポイント
- 「面接落ちたかも」と感じても受かる場合はある
- 面接時間が短い / 選考に関する連絡がない / 合否メールが遅い / 圧迫面接に近い / 逆面接がなかった、というような状況だと落ちたと誤解しやすい
- 次の面接に向けて身だしなみ / ビジネスマナー / コミュニケーション / 企業研修 / 自己分析、は要チェック
終わった面接について考えるより次に向けて準備を行うことが大切です。身だしなみやビジネスマナーなど面接官から見ておかしい点がないか確認し、自分の実力を発揮できるように準備をしていきましょう。
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