ワークライフバランスの良い企業に転職したいが、どのように企業探しを行えば良いか分からないという方も多いのではないでしょうか。残業時間などは求人票の内容を信じて良いのか分かりませんし、ワークライフバランスの良い企業ってなかなか見つけられませんよね。本記事ではワークライフバランスの良い企業を探す方法・注意点などについて解説します。
ワークライフバランスの良い職種
dodaでは2021年4月〜6月の3カ月の平均残業時間を調査したようです。その結果を見ると、秘書や金融業界の代理店営業、事務職などは残業時間が比較的少ない傾向があります。
逆に、クリエイティブ系の仕事や建築、営業、エンジニアなどは残業時間が多い傾向があります。
参考:平均残業時間ランキング【最新版】 今の仕事の残業は少ない?多い? |転職ならdoda(デューダ)
ただし、同じ職種でも企業によって残業時間は大きく異なります。職種別の平均残業時間は、あくまで参考程度に捉えておきましょう。
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ワークライフバランスを重視して転職するメリット
ワークライフバランスを重視して転職するメリットは次の4つです。
- ①仕事の質が上がる
- ②スキルアップに時間を使える
- ③家族との時間を過ごせる
- ④副業で稼ぐことができる
このようなメリットがあるため、転職時にはワークライフバランスも確認することをおすすめします。1つ1つのメリットについて詳しく解説していきますね。
①仕事の質が上がる
ワークライフバランスを重視することで仕事の質が上がる可能性もあります。
残業をしないと「定時までに仕事を終わらせなくては」と思い、その分業務に集中できて生産性も上がる可能性があります。
そうすればスキルアップも早くなるでしょう。スキルアップすれば幅広い仕事を任されるようにもなり、自分の市場価値を上げることにも繋がる可能性がありますね。
②スキルアップに時間を使える
ワークライフバランスの良い会社なら定時に帰ることができ、その分スキルアップに時間を使うことが可能です。資格取得やオンライン学習などを行うことができますね。
資格を取得すれば資格手当が5,000円〜10,000円程度もらえる可能性もあります。残業をしないと残業代を稼ぐことができませんが、資格手当があればその分を補うことが可能です。
また、スキルアップすればさらにホワイトな企業への転職を目指せたり、独立なども視野に入れることが可能ですよ。
③家族との時間を過ごせる
ワークライフバランスを重視することで、家族との時間も過ごしやすくなります。
定時に上がれば夕食を家族と一緒に食べることが可能です。また、家族サービスにも時間を使うことができるでしょう。
また、ワークライフバランスの良い会社は、育児休暇なども取得しやすい傾向があり、より家族との時間を過ごしやすくなります。
④副業で稼ぐことができる
定時に上がることによって、副業を行う時間を作ることも可能です。
最近ではクラウドソーシングサービスがあったり、副業向けスクールがあったりなどして、副業がしやすくなっていますね。
副業が軌道に乗るようになれば、残業を行うよりも短い時間で多く稼げる可能性もあります。
ただし、会社が副業を許可しているとは限らないので事前に確認しましょう。最近では副業を許可する会社が増えてはいますが、申請が必要な場合もあるので注意してくださいね。
ワークライフバランスを重視して転職する際の注意点
続いて、ワークライフバランスを重視して転職する際の注意点を解説します。注意点は次の3つです。
- ①ワークライフバランスを転職理由にしない
- ②他の条件も確認する
- ③業界・職種の変更は注意が必要
転職は重大な決断ですので、注意点を確認したうえで行うことが大切です。1つ1つの注意点について詳しく解説していきますね。
①ワークライフバランスを転職理由にしない
面接で転職理由を聞かれた際に「ワークライフバランスが良いため」と言うのは基本的にNGです。
なぜなら転職理由は「自己PR」を軸に組み立てるのが基本であるためです。「会社の良いところ」ではなく、「どのように会社に貢献できるか」を話すことが大切です。
また、前職の退職理由を聞かれた際も「ワークライフバランスが悪かったから」などというのはあまり良くありません。前職の愚痴を言っているように聞こえる可能性があるからです。
退職理由は「キャリアプランの方向性が変わったため」など、あくまで自分に関することを話すことで、愚痴っぽく聞こえることを防ぐことが可能ですよ。
②他の条件も確認する
ワークライフバランスだけでなく、他の条件も確認したうえで転職するようにしましょう。
最終面接や内定獲得後のオファー面談では、入社条件についてあらためて確認する機会があります。その際には、福利厚生や給料面も確認し不満がないか確かめます。給料面に不満がある場合は給与交渉を行い、少しでも上げてもらえないか話し合うことも大切です。
また、会社の人間関係や社風も調べるようにしたいです。いくら残業時間が少なくても、1日の1/3は会社で過ごすわけですから、人間関係の良し悪しは大切ですよ。
他の条件も調べて不満がないことを確認したうえで転職することが大切ですね。
③業界・職種の変更は注意が必要
ワークライフバランスを良くするために、他の業界・職種に転職しようと考える人もいるかもしれません。その選択は間違いではありませんが、注意が必要です。
未経験の職種に転職すると、1からのスタートということになります。そのため、給料が下がってしまいやすくなります。また、未経験の職種は転職難易度も高くなります。
そのため、業界・職種の変更は慎重になることが重要です。20代ならまだしも、30代・40代から未経験の職種に転職するのは、気をつけた方が良いでしょう。
ワークライフバランスの良い企業を探す方法
最後に、ワークライフバランスの良い企業を探す方法を解説します。これら5つの方法で企業探しを効率的に行うことが可能です。
- ①転職エージェントを活用する
- ②大手企業を中心に探す
- ③ライフ・ワーク・バランス認定企業か確認する
- ④企業の口コミを調査する
- ⑤福利厚生を確認する
1つ1つの企業を探す方法について詳しく解説していきますね。
①転職エージェントを活用する
1つ目は転職エージェントを活用することです。
転職エージェントに登録すると、担当者が1人ついてくれて自分の希望に沿った求人をいくつか紹介してくれます。「ワークライフバランスを重視したい」と話せば、そのような会社を優先的に紹介してくれるため、自分で求人を探す手間を省くことが可能です。
エージェントの利用は基本無料なので、利用できるなら利用したいです。
②大手企業を中心に探す
2つ目は大手企業を中心に探すことです。
大手企業の方がワークライフバランスは優れている可能性が高いです。なぜなら、創業年数が長い企業の方が、福利厚生や働き方を整える余裕があるからです。
ただし、すべての大手企業がワークライフバランスに優れているわけではないので注意しましょう。
③ライフ・ワーク・バランス認定企業か確認する
3つ目はライフ・ワーク・バランス認定企業か確認することです。
東京都では優れた取り組みを行っている中小企業などを「東京ライフ・ワーク・バランス認定企業」として認定していています。
参考:東京ライフ・ワーク・バランス認定企業 | ライフ・ワーク・バランスの推進 | TOKYOはたらくネット
こちらに認定された企業のホームページには、専用のロゴマークが表示されている可能性があります。ライフ・ワーク・バランス認定企業のロゴも応募する企業を選択する基準の1つになるので、忘れず確認することをおすすめしますね。
④企業の口コミを調査する
4つ目は企業の口コミを調査することです。
求人票に書かれた残業時間だけでなく、転職会議やopenworkなどのサイトに書かれた残業時間も確認した方が良いです。
なぜなら求人票の残業時間は閑散期のものを記載している可能性もあるからです。また、会社の平均残業時間が短くても、自分が所属する部署の残業は多いかもしれません。
そのため、口コミサイトもしっかり確認することをおすすめします。
口コミサイトに口コミが掲載されていない場合は、転職エージェントに相談し、企業の裏の情報について調べてもらうのが良いでしょう。
⑤福利厚生を確認する
5つ目は福利厚生を確認することです。
リモートワークやフレックスタイム制などの制度を導入しているか調べましょう。
こういった制度を導入する企業は従業員の働きやすさに気を配っているということなので、平均残業時間が短かったり残業を禁止していたりする可能性もあるからです。
最後に
この記事で説明してきた内容をまとめると以下のとおりです。
この記事のポイント
- ワークライフバランスを重視して転職するメリット:仕事の質が上がる/スキルアップに時間を使える/家族との時間を過ごせる/副業で稼ぐことができる
- ワークライフバランスを重視して転職する際の注意点:ワークライフバランスを転職理由にしない/他の条件も確認する/業界・職種の変更は注意が必要
- ワークライフバランスの良い企業を探す方法:転職エージェントを活用する/大手企業を中心に探す/ライフ・ワーク・バランス認定企業か確認する/企業の口コミを調査する/福利厚生を確認する
転職エージェントを活用するのが、もっともおすすめの企業探しの方法です。残業時間だけでなく、給与や将来性なども踏まえて自分に最適な企業を紹介してくれますよ。