在宅ワークに転職するのは難しい?転職活動のポイントについて解説

在宅ワークに憧れているものの、在宅ワークができる仕事に転職できるわけないと諦めている方も多いのではないでしょうか。昨今は在宅ワークを導入する企業が増えていることもあり、転職はそこまで難しくはありませんよ。本記事では在宅ワークに転職するメリット・デメリット、ポイントについて解説していきます。

 

在宅ワークが比較的しやすい正社員の仕事

まず、在宅ワークが比較的しやすい仕事を3つまとめました。

  • ①エンジニア
  • ②マーケッター
  • ③経理・労務

これらの仕事は正社員求人が多いうえに、在宅ワークを許可している企業が多いので、在宅ワークを志望しているなら狙い目と言えます。

1つ1つの仕事内容について詳しく解説していきますね。

 

①エンジニア

エンジニア職は代表的な在宅ワークのしやすい仕事です。

IT企業は在宅ワークの導入に積極的な傾向があるためです。2020年4月の時点で、ITエンジニアのテレワーク実施率は約80%となっており、他の業界に比べて高いです。

参考:ITエンジニアのテレワーク実施率は4月に約80%へ急上昇。業態別実施率、開始時期、課題、使用ツールを登録者数32万人のITエンジニア向けプラットフォーム「paiza」が調査|paizaのプレスリリース

特に、プログラマーなど下流工程の仕事はクライアントとのやり取りが少ないため、在宅でも問題なく働きやすいと言えます。

システムエンジニアやプロジェクトリーダーになると、クライアントとの打ち合わせが入るため、出社しなければいけない日も増えるかもしれません。とはいえ、エンジニア職は市場価値も高いですし、在宅ワークを希望するなら狙い目ではあります。

 

②マーケッター

マーケッターも比較的在宅ワークがしやすい仕事と言えます。

マーケッターとは顧客が求めている商品・サービスの傾向を分析し、売上げアップの施策を提案する仕事です。売り出したい商品の企画を立ち上げたり、マーケット調査・宣伝を行ったりします。

仕事内容は多岐にわたりますが、基本的にはネット環境があれば在宅でも働けるケースが多いです。

 

③経理・労務

経理や労務といったバックオフィス業務も、場合によっては在宅ワークが可能です。

在宅ワークができるかは会社のぺーパーレス化が進んでいるかによることが多いです。紙の書類を電子で管理している会社なら、資料の閲覧・作成がオフィスにいなくても行えるため、在宅ワークがしやすいと言えます。

現在バックオフィスで働いていて在宅ワークがしたい方は、ペーパーレス化が進んでいる企業が同じ業界内にないか調べてみるのが良いでしょう。

 

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在宅ワークに転職するメリット

在宅ワークに転職するメリットを解説します。メリットは次の3つです。

  • ①通勤時間を削減できる
  • ②自宅の方が集中できる人も多い
  • ③子育て・介護との両立がしやすい

これらのメリットが良いと感じるなら、在宅ワークで働くことを検討してみても良いかもしれません。1つ1つのメリットについて詳しく解説していきますね。

 

①通勤時間を削減できる

在宅ワークのメリットは通勤時間を削減できることです。

通勤時間を削減できる分、趣味や子育てなどに時間を使うことができます。また、満員電車のストレスから解放されることがかないますね。特に家から会社までの距離が遠い場合、在宅ワークに憧れを抱いている方は多いのではないでしょうか。

また、通勤しなくなれば新型コロナウイルス感染も防ぎやすくなります。

通勤時間を削減できるのが代表的なメリットです。

 

②自宅の方が集中できる人も多い

在宅ワークの方が仕事に集中できるという人は多いです。

自分が使いやすい椅子・机などを使ったり、音楽を聴きながら仕事したりした方が、作業が捗る人は多くいます。

また、オフィスで他の人が揉めていたり、電話がうるさかったりする場合が多い場合、在宅ワークに変更することでストレスが減り業務に集中できるようになる人もいます。

ただし、在宅ワークで集中できるかは個人差があります。人によっては誰かに見られている環境でないと集中できない、という可能性も多くあるので注意です。

そのため、自分は自宅で集中できるかよく確認してから選択するようにしましょう。

 

③子育て・介護との両立がしやすい

在宅ワークの方が、子育て・介護との両立がしやすいメリットもあります。保育園の送り迎えなどもしやすいですし、常に一緒にいられるため安心感があります。

ただし、子供に仕事の邪魔をされてしまうなどして、業務に集中できなくなるケースも多いことは留意しておくべきでしょう。

 

在宅ワークに転職するデメリット

続いて、在宅ワークに転職するデメリットを解説します。デメリットは次の3つです。

  • ①オン・オフのメリハリがつきにくい
  • ②1人で仕事をこなす場面が多い
  • ③他人とのコミュニケーションが減る

在宅ワークは良い面だけではありません。人によっては在宅ワークによって生産性が落ちたり、評価が下がってしまったりする人もいます。向き不向きを判断したうえで、在宅ワークをすべきか選択しましょう。

1つ1つのデメリットについて詳しく解説していきます。

 

①オン・オフのメリハリがつきにくい

在宅ワークの場合、オン・オフのメリハリがつきにくいデメリットがあります。

在宅ワークだと仕事をいくらサボっていても咎められることはありません。そのため、ダラダラと作業してしまうケースもあり、納期に間に合わなくなってしまう可能性もあるかもしれませんね。

逆に、在宅ワークにした結果働きすぎてしまう人もいます。休日も働いてしまうなどして趣味の時間が削られてしまったり、働きすぎて逆に生産性が落ちてしまったりする可能性もあります。

在宅ワークに切り替える場合、オン・オフのメリハリをつけることを意識することが肝心ですね。

 

②1人で仕事をこなす場面が多い

在宅ワークでは1人で仕事をこなすだけの能力が必要です。業務で分からないことがある場合も、1人で解決しなくてはいけません。

もちろん、在宅ワークでもZoomやSlackなどのツールを使って上司や同僚とコミュニケーションは取れます。ただ、チャットツールなどで質問する場合、答えがかえってくるまで時間がかかることもあり、結局自分で解決しないといけない場合も多いです。

在宅ワークを選択するなら、1人で仕事をこなさないといけないことは覚えておきましょう。

また、1人でこなすだけの能力がないと面接で判断される場合は、選考で落とされてしまう可能性が高くなりますね。たとえば、未経験の職種の場合、在宅ワーク求人は受かる可能性が下がってしまうので注意しましょう。

 

③他人とのコミュニケーションが減る

他人とのコミュニケーションが減るのも在宅ワークのデメリットです。

オフィスに出向しなければ当然同僚や上司・部下と喋る機会は減ります。そのため、人によっては孤独感を抱いてしまう場合もあるでしょう。

1人で黙々と作業することが苦手な場合、在宅ワークには向いていないかもしれませんね。

 

在宅ワークに転職するポイント

最後に在宅ワークに転職するポイントをまとめました。ポイントは大きく分けて4つありま

  • ①転職エージェントに相談する
  • ②未経験の職種は避ける
  • ③仕事を遂行できるだけのスキルを証明
  • ④今の会社で在宅ワークできないか調べる

これらのポイントを意識することで、在宅ワークの求人に応募する際、選考を通過しやすくなりますよ。1つ1つのポイントについて詳しく解説していきます。

 

①転職エージェントに相談する

1つ目は転職エージェントに相談することです。

転職エージェントに登録すると担当者が1人ついてくれて、自分の希望に沿った求人を紹介してくれます。「在宅ワークに転職したい」と希望を話せば、在宅ワークかつ自分の経験を活かせる求人を紹介してくれるでしょう。

また、担当者は面接練習や必要書類の添削も行ってくれます。そのため、倍率が高いなどして選考通過が難しい場合も、通過できる可能性を高めてくれますよ。

くわえて、担当者は企業とのやり取りも代行してくれます。給与交渉や入社日の調整を企業と行ってくれるため、転職活動にかける時間を減らすことが可能です。

このように転職エージェントにはさまざまなメリットがあるため、利用しないと損と言えますね。

 

②未経験の職種は避ける

2つ目は未経験の職種は避けることです。

さきほど解説した通り、在宅ワークでは1人で仕事をこなす必要性が強いです。そのため、未経験の職種は在宅ワークで採用される可能性が低いと言えます。

在宅ワークであることを重視するのであれば、未経験の仕事よりも自分の実績・経験を活かせる仕事への転職を目指した方が良いですね。

もちろん、未経験でも即戦力として働けるだけのスキルを証明できれば転職は可能ですが、確率的には高くないことを覚えておきましょう。

 

③仕事を遂行できるだけのスキルを証明

3つ目は仕事を遂行できるだけのスキルを証明することです。

在宅ワークの求人に応募するなら、1人前であることをアピールすることが大切です。

たとえば、資格の有無や前職で自分で主体的に動くことで出した実績を話すことで、仕事を1人でこなせるだけのスキルがあることをアピールすることができます。

 

④今の会社で在宅ワークできないか調べる

4つ目は今の会社で在宅ワークできないか調べることです。

今の会社で在宅ワークができるのに知らなかった、という可能性もあるかもしれません。転職しないで在宅ワークが実現するなら、そっちの方が良い人もいますよね。

先輩などに相談しすでに在宅ワークで働いている人がいないか確認してみましょう。また、就業規則も確認し、どのような条件で在宅ワークが許可されているか調べてみます。

 

最後に

この記事で説明してきた内容をまとめると以下のとおりです。

この記事のポイント

  • 在宅ワークに転職するメリット:通勤時間を削減できる/自宅の方が集中できる人も多い/子育て・介護との両立がしやすい
  • 在宅ワークに転職するデメリット:オン・オフのメリハリがつきにくい/1人で仕事をこなす場面が多い/他人とのコミュニケーションが減る
  • 在宅ワークに転職するポイント:転職エージェントに相談する/未経験の職種は避ける/仕事を遂行できるだけのスキルを証明/今の会社で在宅ワークできないか調べる

在宅ワークは人によって向き・不向きがある点は注意が必要です。また、在宅ワークの求人を探す際は転職エージェントに相談し、できるだけ多くの求人を視野に入れられるようにするのが良いでしょう。

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この記事を書いた人

みんなのエージェント 編集部

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