適性検査の時間配分の目安は?時間切れにならないための対策について徹底解説

適性検査では、限られた時間ですべての問題を終える必要があります。そのため、準備せずに受けると、「思ったより時間がかかりすべて解答できなかった」ということも。そこで時間配分の目安や時間切れ対策について紹介します。

 

適性検査の時間配分の目安

適性検査の試験形式は大きく「Webテスト・テストセンター」と「ペーパーテスト」のふたつの形式に分けることができます。適性検査について概説しながら、それぞれの制限時間などについて解説します。

 

Webテスト・テストセンターの適性検査

まずはWebテスト・テストセンターから。Webテスト・テストセンターで適性検査を受ける場合、センターに設置されているパソコンを使用して受験することになります。制限時間は、性格検査が30分で、能力検査が35分となっています。

 

Webテスト・テストセンターの適性検査には次の二つの特徴があります。

 

・1問ずつ制限時間がある

・正答率がアップするのにともない、問題の難易度が高くなる

 

Webテスト・テストセンターの適性検査の特徴は、1問ずつ制限時間があることです。制限時間をむかえてしまうと、まだその問題に解答していなくても、強制的に次の問題に進むしくみになっています。自分のペースで考えている時間はありません。とにかく速さを意識して問題を解いていくことがポイントになります。

 

「あともう少しで解けた」といっても後の祭り。制限時間内に解答できていなければ当然、点数が加わらないので注意してください。

 

Webテスト・テストセンターの二つ目の特徴として、問題の正答率が高くなるにしたがって、問題の難易度も高くなるという特徴があります。問題に正解すると次の問題が難しくなるということは、後になるにしたがって解答するのに時間が必要になるということ。はじめから時間配分を考えながら取り組む必要があります。

 

ペーパーテストの性格検査

他方、ペーパーテストの性格検査の制限時間は40分で、出題数は300問となっています。問題数を制限時間で割ると、「8」。単純に考えると、1問当たり8秒で解いていく必要があることになります。8秒というと、あっという間。やはりじっくり考える時間がないことがわかります。

 

ペーパーテストの性格検査の場合も、1問ずつじっくり考えるのではなく、スピーディーに対応していくことが大切です。ポイントは、40分間、集中力を切らさないこと。300問、一気に駆け抜けることが重要になってきます。

 

性格検査には正解がありません。つまり、どう答えても不正解とはならないので、すべて解答することを最優先と考えましょう。そのためには、常に時間の流れを意識する必要があります。

 

ペーパーテストの能力検査

ペーパーテストの能力検査の制限時間は、70分となっています。出題数も70問ですから、1問当たり1分で解いていくことになります。

 

能力検査は、以下の二つに分けられます。

 

・言語問題

・非言語問題

 

言語問題の制限時間は30分。問題数は40問です。非言語問題の制限時間は40分。問題数は30問となっています。

 

性格検査に比べると1問当たり1分と長く感じますが、やはりゆっくり考え込んでいる時間はないと思ってください。ペーパーテストなので、後で戻ってくることも可能ですから、わからない問題があれば、飛ばしてどんどん先に進むのがよいでしょう。後半により解きやすい問題があるケースもあるからです。

 

なお、ペーパーテストの場合、受験者全員が同じ問題を解くことになります。Webテスト・テストセンターのように正解率によって問題の難易度が変動することはありません。

 

【転職を検討の方へ】あなただけの「転職エージェント」を探して内定を!

転職に関する悩みは尽きることがありません。加えて自分だけの力で、希望する企業の内定を得るのは難しい時代です。

みんなのエージェント」なら、まずは専属コンシェルジュがお悩みを伺わせていただき、無料で転職相談を承ります。また、あなたにピッタリの転職エージェントをご紹介。

まずはお気軽にご相談ください。

 

適性検査で時間切れにならないための対策

適性検査で時間切れにならないためには、1問当たりの時間配分の目安を意識しながら問題を解くことにつきます。「1問を必ず〜分以内に解答する」と決めて、進めていくと良いでしょう。

 

性格検査の時間切れ対策は?

性格検査の目的は、企業があなたの考え方や人となり、仕事の適性を知るためのものです。入社後にミスマッチを起こさないよう、会社のカルチャーや風土にあなたが合うかどうかを判断するのに使われます。

 

性格検査は直感で解答しよう

性格検査の目的からして、性格検査では、正直に答えることが求められます。本心とは違う解答をしてしまい、仮にそれによって採用されたとしても、企業側にそのような人間だと伝わると、入社後にミスマッチを起こし、双方が苦労することになるかもしれません。時間内に全部解答することも大事ですが、正直に答えることも同じくらい大切なことだと心得てください。

 

また、考えれば考えるほどわからなくなることもあると思います。すると解答どうしに矛盾を生むことにもつながります。一貫性のある解答とするためにも、直感で答えるように心がけましょう

 

自己分析を事前にしておこう

「直感で答えればいい」といわれても、自分のことが理解できていない人も多いと思います。そんな人が性格検査の問題を時間内に解答し終えるコツとしては、自分を表すキーワードをいくつか用意しておくことが挙げられます。

 

なんとなくわかっているようで、実は自分のことを理解できていないケースは多いものです。実際に性格検査の問題と直面すると、「こういう場合、自分ならどうするんだっけ?」となってしまうのではないでしょうか。

 

1問当たりたった8秒しかありませんから、過去に思いを馳せている暇はありません。また、特定の問題の解答に時間をかけすぎると、残りの問題を数秒で解いていく羽目になります。すると、本当の自分とはかけ離れた解答をしてしまうことも。

 

そうならないためにも、「自分はこんな人」といえるようなキーワードをいくつか用意しておきましょうすると、性格に関する問題を見たとき、すんなりと答えられるはずです。

 

キーワードを見つけるには、自己分析が欠かせません。自分の考え方や、過去の出来事にどう反応したかなど、自分の言動を振り返り整理してみてください。

 

能力検査の時間切れ対策は?

能力検査でも、性格検査同様、素早く問題を解いていく必要があります。能力検査については、どんな問題が出題されるのか、なんとなく掴んでおくために、問題集や過去問を確認しておくと良いでしょう。事前に出題のされ方に慣れておけば、当日、面食らうことは少なくなるはずです。スピーディーに冷静に解答できるよう準備を整えておきましょう。

 

過去問に慣れておこう

能力検査については、過去問や問題集が販売されています。出題形式に慣れておけば、似たような問題に答えやすくなりますし、全体の流れも知れて、時間配分もしやすくなるはずです。

 

一通り解いてみて、「ここは苦手だな」と思うところがあれば、繰り返し解いてみるとよいでしょう。

 

基本的な公式は記憶する

適性検査では、過去と同じような問題が出題されることがあります。中には、特定の公式を覚えておくことでスムーズに解答できる場合も。覚えておくと良い公式を紹介します。ぜひ記憶して検査に臨みましょう。

 

・料金の割引についての公式

 

割引価格を求める計算が出ることがあります。定価からいくら割引して売り出すことになったかを問う問題では、以下の公式が役に立ちます。

 

定価 ×(1ー割引率)=割引価格

 

・場合の数

 

「X人の中からX人選ぶ方法は何通りありますか?」とか「Xを先頭とすると、何通りの並べ方がありますか?」という問題が出されることがあります。以下の公式を使うと、素早く解答できます。

 

順序の公式:xPx

組み合わせの公式:xCx

 

そのほかにも、よく出題される問題が多いので、過去問などチェックしておくのがおすすめですよ。

 

解けない問題はすぐにあきらめる

時間は限られています。制限時間帯により多くの問題に解答していくためには、「わからない」「解けない」と思った問題があった場合、早めにあきらめて、次の問題に移る勇気が必要です。全部解答するに越したことはありませんが、一つの問題に時間を取られ、簡単に解答できる問題を落としてしまうのはとてももったいないことです。手が止まった瞬間に、その問題を飛ばすことを考えましょう。その問題に苦労して答えたことはいっさい考慮されません。無理して解こうとするのは決して得策ではないのです。特に、いつでもその問題に戻ることができるペーパーテストの場合は、徹底してください。

 

また、Webテスト・テストセンターでは、時間が来ると自動的に次の問題に移るのはすでにお伝えした通りです。後で戻ってくるということができませんので、「解答できない」と思った時は、制限時間がきてしまう前に、どれでもいいので選択肢を選ぶとよいでしょう。

 

最後に

この記事で説明してきた内容をまとめると以下のとおりです。

この記事のポイント
・Webテスト・テストセンターの適性検査には1問ごとに時間制限あり・ペーパーテストの性格検査は1問当たり8秒で解く必要がある・ペーパーテストの能力検査は1問当たり1分で解く必要がある・性格検査に備え、自分を表すキーワードをいくつか用意しよう・能力検査に備え、問題集や過去問を確認しておくと良い

適性検査の問題に一つでも多く解答するには、時間配分が欠かせません。1問あたりにかける時間を決めて、時間優先で取り組むとよいです。

 

また検査にぶっつけ本番で取り組むと、感覚がつかめず、必ずつまずいてしまいます。必ず対策を採って、本番に臨むようにしてください。

 

無料!エージェントを直接指名して転職を成功させよう

転職を成功させるための秘訣をご存知ですか?
それは、一流の転職エージェントを選ぶことです。みんなのエージェントには多くの転職者から評判のエージェントが勢揃い。
無料で、自分にあったエージェントの提案を受けることができます。評価や口コミを参考にしながら気になるエージェントを探し、まずは気軽に話を聞いてみましょう。

 

 

AUTHOR

この記事を書いた人

みんなのエージェント 編集部

あなたのキャリアを本当に考えてくれるエージェントを見つけることが、転職の第一歩です。 私たち「みんなのエージェント編集部」は、転職エージェント探しのコツから、転職全般にまつわる情報まで、みなさまのお役に立てる情報を届けてまいります。