「オファー面談の案内が送られてきたけど、どうしたらいいの?」
「オファー面談で落ちることもあるとうわさで聞いたけど本当?」
このように不安に思っていませんか。
結論、オファー面談では原則的に落ちることはないので安心してください。
しかし、非常識な要求や待遇ばかり気にするような言動をすると場合によっては内定を取り消したいと企業から申し出がある場合もあります。
この記事では、オファー面談とは何かや落ちるかという疑問に対して回答し、「面談前に準備しておくべき質問と心構え」や「面談時にしてはいけない行動」について説明します。
この記事を読めば、オファー面談で確認しておくべきことやしてはいけない行動などが理解できるため、安心してオファー面談に参加できます。また、事前準備の方法や熱意のアピールポイントがわかるため、企業に好印象を持ってもらえるようになるでしょう。
オファー面談とは?
オファー面談とは、就労条件や待遇などを確認する面談です。企業と内定者で給与や福利厚生などを確認し、双方の認識の誤りがないかを確認するために、オファー面談を行います。
企業と内定者の認識に少しでもズレがあった場合、トラブルの元になってしまう可能性があります。オファー面談時に質問をして疑問をすべて解決した状態で入社するようにしてください。
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オファー面談で落ちるのか?
実際にオファー面談で落ちることはあるのでしょうか。
再度の説明になりますが、オファー面談での内容によって落ちることはほとんどの場合でありません。重大な犯罪歴や経歴詐称が内定後に発覚した場合、企業は内定を取り消せる権利があります。また、内定者が内定を承諾し、企業がそれを受諾した事実が文章などで確認できる場合は、法律的により内定を取り消せないようになっています。
そこで、内定承諾後にオファー面談が行われる場合と内定承諾前に行われる場合でどのような違いがあるかについて解説していきます。
内定承諾後に行われる場合
先ほども説明したように、文章などの記録で内定の受諾確認ができる場合は、法律的に内定の取り消しができないようになっています。法律では、内定したことで労働契約が成立している状態となるので、内定を取り消す行為は「解雇」にあたります。
したがって、内定承諾後に参加するオファー面談で落ちる可能性はありません。
内定承諾前に行われる場合
内定が出て承諾する前、もしくは内定が出る前に行われるオファー面談もあります。
その場合でも、内定が企業から通知されている場合は落ちることはありません。
ここで気をつけておかなければならないのは、内定が出る前の場合です。
その場合、オファー面談が最終面接となっている可能性があります。企業によって面接の呼び方が異なっている場合も考えられるので、内定後か内定前かでオファー面談にのぞむ姿勢が異なるでしょう。
内定前のオファー面談では、選考の一環として人となりや一緒に仕事ができるかの確認をしている場合があるので、事前の準備を万全に整え、面談にのぞみましょう。
オファー面談時に確認しておくこと
オファー面談時に何を確認すれば良いか、大切なことを確認し忘れてしまわないかなど心配になってしまいますよね。オファー面談で確認しておくべきことは、処遇と勤務条件です。
そこで、オファー面談時に確認しておくべき処遇と勤務条件について、解説していきます。
処遇について
処遇については以下のポイントを押さえておきましょう。
企業にはさまざまな制度がありますので、求人情報を確認して疑問に思った項目については面談時に質問をして解決しましょう。
◆ポイント
<給与>
・年収や月収、賞与は求人情報と一致しているか
・固定残業代や営業手当などが含まれている月収か
<手当>
残業手当、深夜手当、扶養手当、家族手当、出張手当、休日出勤手当、退職金の有無など
<保険>
・雇用保険、健康保険などの有無
<交通費>
・一日や一月の上限支給額
・出張時の支給の有無
<福利厚生>
・有給休暇の取得率
・産休、育休の有無や期間、取得状況
・介護休暇の有無、取得状況
勤務環境について
勤務環境については、以下のポイントを押さえておきましょう。
想定していない勤務条件があった場合、仕事に対するモチベーションの低下につながりやすいので、気になる条件については面談時に良く確認しておきましょう。
◆ポイント
<残業時間>
・残業頻度がどの程度か
・残業時間は月あたり平均で何時間か
・繁忙期と閑散期はいつ頃か
・みなし残業分よりも多く働いた場合の支給の有無
<評価制度>
・昇給、昇格のタイミングと頻度
・昇給、昇格の評価制度の明確さ
<勤務地>
・勤務希望地の希望は通るのか
<勤務時間>
・勤務時間は何時から何時か
<休日>
・土日祝日が休日か、固定の休日はあるか、シフト制か
・土日祝日以外の休日はあるか
・休日出勤の有無と頻度
<人間関係>
・社内の風通しは良いか
・社員同士の交流があるか
交渉はできるのか?
勤務条件や年収の交渉ができるのかについて、気になる人も多いのではないかと思います。
結論、交渉はできます。ただし、交渉の判断材料が必要です。また、交渉できたからと言って確実に勤務条件を良くしたり、年収をあげたりとできるわけではないので注意が必要です。
以下に、勤務条件と年収の交渉の例を解説します。
勤務条件
勤務条件を交渉する場合には、たとえば、同居している家族の生活状況が考えられます。
生まれた子供に障害があり養育を要する場合や親が要介護と認定された場合など、規定の勤務条件では対応できないなど、やむを得ない理由があれば勤務条件の交渉を持ち出せます。
年収
年収を交渉する場合には、たとえば、企業に求められている高いマネジメント能力を持っていることを経験から示せる場合が考えられます。
マネジメントしていた組織の規模によってその責任の重さや難易度が変わってきます。
それらを市場の相場と照らし合わせて、入社時の年収が市場の相場よりも下回る場合、その理由を伺ってみましょう。年収を決めている根拠があいまいな場合や、市場とかけ離れている場合は交渉の余地があると考えられます。また、年収の市場相場というのは自分で調べるのはなかなか難しいので、転職エージェントに相談するのがオススメです。
こんな行動はNG
オファー面談では落ちることはないという解説をしてきましたが、企業への印象を悪くして、入社後に気まずい思いをしたいとは思いませんよね。そこで、オファー面談で行ってはいけない言動について具体例をあげますので、面談前に確認しておくことをオススメします。
非常識な要求
年収の大幅な引き上げや私的な休日の要求など、非常識な要求をするのは良くありません。
常識の範囲内の要求とは、厳密に数値を示すのは難しいですが、求人情報や募集要項に記載のある事項からかけ離れていない要求のことを指します。
たとえば、現職での年収が400万円であるのに対し、求人情報に記載してある想定年収が400万円だと仮定します。その状況で年収を500万円にしてほしいと、採用担当者に要求した場合、よほどの根拠がない限りは非常識であると言えます。
また、有給休暇が入社時に10日と定められている会社に内定した人が、採用担当者に有給休暇が20日ないと困ると相談をされたら、非常識な要求であると思うでしょう。
年収を引き上げる根拠を持った交渉や、有給休暇をしっかりととれるのかといった確認は非常識な要求ではありません。
これから一緒に働こうとしている企業に対して、過度な要求をするのはやめましょう。内定を取り消しまではいかないものの、企業の採用したいという気持ちを裏切ってしまうかもしれません。
待遇に関する質問ばかりする
「手当はいくらもらえるのか」や「休暇は取れるのか」などを質問するばかりだと、やる気がないと思われたり企業に興味がないと思われたりしてしまいます。
待遇は大切かもしれませんが、社員に気持ち良く仕事をしてもらうための会社の仕組みですので、勘違いしないようにしましょう。
待遇について、全く聞かないというのも働くうえで不安になってしまう可能性があるので、
求人情報を確認したうえでわからないことや、どうしてもこのタイミングで聞かないと今後仕事をするうえで困ってしまう場合は率直に聞いて、確認してください。
安心するのはまだ早い、好印象を残そう!
オファー面談で原則的に落ちることはありませんが、入社前の印象が悪いことで入社後に後悔したくありませんよね。
入社してから企業の方々にお世話になることは間違いありませんので、できる限り好印象を持ってもらい、入社することをオススメします。
そのためにも、まずはオファー面談の準備を万全にしましょう。オファー面談時の準備内容と好印象を持たれる良い質問の例をあげていますので、準備を万全にしておきましょう。
面談の準備
オファー面談の準備については、一般的な就職活動で行っている面接対策と同様です。
清潔感のあるスーツの着用や整った髪形、派手な持ち物は避けるなど、普段から就職活動で気をつけているマナーを守れば好印象を持ってもらえます。
好印象を持たれる質問
以下に、好印象を持たれる質問の例を悪い例とともにご紹介します。
例1)残業について質問する場合
(悪い質問)「残業は多いですか?」
(良い質問)「繁忙期と閑散期の残業時間に差はありますか?また、それはどの程度ですか?」
例2)
(悪い質問)「有給休暇は取りやすいですか?」
(良い質問)「有給休暇の取得率について教えていただけますか?また、有給休暇を取らないとペナルティが発生することはありますか?」
質問の仕方を意識するだけで相手の受け取り方も変わりますので、聞き方には細心の注意を払うようにしてくださいね。
熱意をアピール
熱意をアピールする方法は、態度と言葉しかありません。
内定が決まっているから大丈夫という気持ちではなく、オファー面談でもしっかり良い印象を残そうとするポジティブな態度が見られれば、企業の担当者も一緒に働きたいと思うはずです。
また、事前に質問しておきたい内容を考え準備することで、当日に何を聞けば良いかわからなくなるということもなくなります。
しっかりとした準備で、採用担当者に入社したいという熱意を感じてもらい、好印象を残しましょう。
最後に
この記事で説明してきた内容をまとめると以下のとおりです。
- 落ちることは原則的にない、ただし内定前は注意が必要
- 処遇、勤務環境について確認するポイントを押さえておきましょう
- 交渉できる可能性はありますが、根拠が必要
- 自分のことしか考えない言動はひかえましょう
- 事前準備の徹底と熱意をアピールできれば好印象を残せる
就労条件や待遇などを確認するのがオファー面談です。
企業と内定者で双方の認識の誤りがないか確認するために行われているので、少しでも疑問を解消してから入社してください。
オファー面談には準備が欠かせませんので、この記事を見たらすぐに準備に取りかかりましょう。
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