【新入社員だけどすでに辞めたい方へ】転職活動におけるポイントを解説!

新入社員ながら、会社を辞めたいと思っている方も多いのではないでしょうか。早期退職すると転職が難しくなるのではないかと不安になりますよね。この記事では新入社員が会社を辞めた方がよいケース、会社を辞めるリスクなどについて解説します。

会社を辞めた方がよいケース

新入社員であっても会社を辞めた方がよいケースを紹介します。

  • ①会社のブラック傾向が強い
  • ②希望する部署に配属されなかった
  • ③会社の経営が危うい
  • ④自分の体調に変化がある
  • ⑤パワハラ・セクハラを受けている

これら5つに該当する場合、会社を辞めた方がよい可能性が高いといえますね。それぞれのケースについて詳しく解説しましょう。

 

①会社のブラック傾向が強い

会社のブラック傾向が強い場合、会社をそのまま続けるべきか検討したほうがよいかもしれません。たとえば、残業時間が長かったり、休日出勤が多く発生したりする場合です。

労働基準法を守れない会社に所属しても、スキルアップは見込めない可能性が高いです。その会社で得るものがないとわかれば、所属先をすぐに変えるのが懸命でしょう。

 

②希望する部署に配属されなかった

入社時は「エンジニア職になります」といわれていたのに、いざ入社したら営業の部署に配属となっていた。こういう場合は意外と多くあります。

明らかに事前の予定と異なる配属だった場合も、会社を続けるべきか検討した方がよいです。なぜなら、希望しない仕事を続けてもスキルは蓄積されませんし、長く勤めるほど別職種への転職が困難になっていくからです。

特に「これをやりたい」という希望が強くある場合、その気持ちを優先した方がよいですね。

 

③会社の経営が危うい

会社の経営が危うい場合も、辞めることを検討したほうがよいかもしれません。

たとえば、倒産するのではないかという噂が立っていたり、給料の支給が遅れていたりする場合です。給料が遅れるというのは、めったに起こることではなく、会社にとって重大なことです。

会社に将来性を明らかに感じないなら、辞めてしまうのも手でしょう。

 

④自分の体調に変化がある

自分の体調に変化がある場合も、辞めたほうがよいかもしれません。たとえば、朝通勤前に気分が悪くなってしまう、などといった場合です。

労働時間が長すぎたり、仕事内容が極端に合わない場合、ストレス過多になってしまい、体調に影響を及ぼす可能性があります。

とはいえ、辞めるほど体調に変化があるか、自分では見分けがつかない場合も多いでしょう。その場合は、厚生労働省の総合労働相談コーナーに相談するのも手です。相談コーナーでは、あらゆる分野の労働問題を扱ってくれます。

相談コーナーは予約不要かつ無料で対応してくれます。全国に拠点があるため、仕事に関して相談ごとがある場合に利用してみるとよいでしょう。

 

⑤パワハラ・セクハラを受けている

上司などからパワハラ・セクハラなどを受けている場合も、辞めるべきか検討した方がよいです。このような被害を受けているにも関わらず、企業側が対応してくれない場合もあります。

ただ、辞める前にさきほども紹介した厚生労働省の総合労働相談コーナーに相談するのがおすすめです。相談コーナーでは、プライバシーの保護に配慮した相談対応を行ってくれます。

相談する際は音声データなど、パワハラ・セクハラの証拠となるものを持っていくとよいでしょう。

 

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会社を辞めない方がよいケース

続いて、会社を辞めない方がよいケースを紹介します。

  • ①下積み仕事が辛い
  • ②金銭的に転職活動が難しい
  • ③次にやりたいことが決まっていない

これら3つに該当する場合、会社を本当に辞めるべきか少し考えてみてもよいかもしれませんね。それぞれのケースについて詳しく解説します。

 

①下積み仕事が辛い

下積み仕事が辛い場合は基本的には辞めない方がよいです。新入社員であれば下積み仕事を任されるのは当たり前のことだからです。

たとえば、Webアプリの新規開発がしたいのに、既存アプリの運用・保守の仕事ばかり任されるという場合などですね。しかし、運用・保守の仕事もスキルアップには十分役立つものです。将来につながる仕事はむしろ進んで請けた方がよいでしょう。

一見雑用のような仕事でもキャリア形成に役立つ仕事はあります

 

②金銭的に転職活動が難しい

金銭的に転職活動が難しい場合も、できれば辞めない方がよいですね。

なぜなら、お金がない状態で転職活動すると、常に不安を抱えることになってしまうからです。面接時に余計に緊張してしまい、転職活動を失敗してしまう可能性が高くなりますよ。

できれば3ヶ月程度は生活できるだけの貯金がほしいですね。

どうしても貯金を確保できない場合、せめて両親を頼れる状態にはしておきましょう。困ったときに頼れる存在がいるだけでも、転職時の精神的負担を減らすことができます。

 

③次にやりたいことが決まっていない

次にやりたいことが決まっていないにも関わらず辞めるのは危険です。やりたいことが決まっていない状態で転職活動すると、行き当たりばっかりになりがちだからです。

たとえば、「次は何の仕事をやりたいか」「どの規模の会社で働きたいか」「将来はどのポジションを狙うか」などをしっかり固めるのがよいでしょう。

 

新入社員が会社を辞めるリスク

新入社員が会社を辞めることにはいくつかリスクがあります。

  • ①早期退職の癖がつく
  • ②周囲からの目が辛い
  • ③給料は下がることの方が多い

特にこれら3つのリスクがあることは知っておきたいですね。会社を辞めるリスクを知ることで、どうすれば被害を最小限におさえられるか考えることができます。

それぞれのリスクについて詳しく解説していきます。

 

①早期退職の癖がつく

新入社員の段階で会社を辞めると、早期退職する癖がついてしまう人もいます。早期退職を繰り返すと、どんどん転職が難しくなっていき、やがて正社員で働けなくなる可能性もあります。

早期退職を繰り返さないためにも、転職活動は慎重に行いましょう。会社の評判を事前に確かめ、本当にこの会社でよいのか深く検討することが大切です。

 

②周囲からの目が辛い

周囲からの目が辛いというのも、新入社員の段階で辞めるデメリットといえます。会社に辞めたいことを伝えると、上司などから止められる場合も多いです。また、両親も心配することが多いでしょう。

早期退職する場合、「なぜ辞める必要があるのか」きちんと説明し、納得してもらうことが肝心です。

周囲の目が気になって辞められない場合、転職エージェントに相談するのもおすすめです。エージェントの担当者は、会社を辞める際の言い出し方や段取り方法についてアドバイスしてくれます。

 

③給料は下がることの方が多い

新入社員の段階で辞める場合、給料は下がってしまうことも多いです。

早期退職すると転職活動で不利になるのはやはり事実です。特にスキルや学歴に自信がない場合、転職先がなかなか決まらず、現職より給料が低い企業で妥協せざるを得ない場合もあります。

給料を下げたくないなら、ある程度転職期間を長めに見積もる必要があるでしょう。また、長く転職活動を続けるために、やはり貯金を多めに用意することが重要ですね。

 

新入社員が辞めたいと思ったときにすべきこと

新入社員が辞めたいと思ったときにしたほうがよいことを最後に解説します。

  • ①転職エージェントに相談を
  • ②転職スケジュールを立てる
  • ③これからのキャリアプランを考える

これら3つは辞める前にしておくことをおすすめします。それぞれ詳しく解説しますね。

 

①転職エージェントに相談を

1つ目は転職エージェントに相談することです。

エージェントに登録することで、担当者が1人ついてくれて転職をサポートしてくれます。具体的には、求人の紹介や履歴書の添削、面接練習などを行ってくれます。

早期退職する場合どうしても転職は不利になってしまいます。転職成功確率を少しでも上げるには、転職のプロの手を借りたほうがよいでしょう。

また、エージェントの中には第二新卒や若者向けのサービスもあります。

 

②転職スケジュールを立てる

2つ目は転職スケジュールを立てることです。

いつまでに転職を決めるか、どの職種を中心に狙うか、年収はどの程度を狙うかなど具体的なプランを立てたうえで転職活動を行うとよいでしょう。

また、できれば会社を辞める前に転職活動をしたほうがよいです。そのほうが金銭面など安心でき面接時の余裕につながります。転職活動と現職の両立が難しい場合もあるのでその場合は仕方ないですが、一般的に推奨されるのは辞める前に転職先を決めることです。

 

③これからのキャリアプランを考える

3つ目はこれからのキャリアプランを考えることです。

新入社員の段階で辞める場合、面接官に「うちの会社もすぐに辞めてしまうかも」と疑われてしまいがちです。面接官は早期退職する人材がどうか、注意深く面接で見ていますよ。

早期退職する人材と思われないためには、具体的にキャリアプランを語ることが大事です。たとえば、「10年後はコンサルタントに転職し、それまで培ったITスキルを活かしたコンサルティングに携わりたい」といった感じです。

キャリアプランを語ることで、先のことまで見据えて転職活動していることが伝わりますよ。

 

最後に

この記事で説明してきた内容をまとめると以下のとおりです。

この記事のポイント

  • 会社のブラック傾向が強い/希望する部署に配属されなかった/会社の経営が危うい/自分の体調に変化がある/パワハラ・セクハラを受けている、の5つに該当するなら辞めるのも手
  • 下積み仕事が辛い/金銭的に転職活動が難しい/次にやりたいことが決まっていない、の3つに該当するなら辞めないほうがよい
  • 新入社員が会社を辞めるリスクは、早期退職の癖がつく/周囲からの目が辛い/給料は下がることのほうが多い
  • 会社を辞めたい場合、転職エージェントに相談/転職スケジュールを立てる/これからのキャリアプランを考える、の3つをまずすること

状況によっては、新入社員でも会社を辞めたほうがよいです。会社を辞めるべきか決められない場合は、転職エージェントに相談してみてください。

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