面接の日程変更で落ちることはある?変更の際の注意点も解説

用事ができたため面接の日程を変更したいが、日程変更が落ちる理由にならないか不安という方もいるのではないでしょうか。日程変更のやり方次第では落ちる理由になることもあります。本記事では変更の日程変更で落ちない方法、日程変更する際の注意点、日程変更する際の例文について解説します。

面接の日程変更をお願いしても落ちることはない

まず、前提として、面接の日程変更をお願いしても落ちることはありません。

社会人の場合どうしても日程変更せざるを得ないことはあります。急に重大な打ち合わせが入ったり、休日出勤しなくてはいけなかったりすることはあります。採用担当者もそれは分かっていますので、日程変更が理由で落とすことはないですね。

また、逆に企業側から面接日程の変更をお願いされることもあります。日程変更は「お互い様」ですので、1度だけならそこまで気にする必要はないですよ。

日程変更の印象の悪さが合否に影響することはある

ただし、日程変更をお願いする際の印象の悪さが合否に影響することはあります。たとえば、謝罪の言葉がなかったり言葉づかいが悪かったりした場合、落ちる可能性はあるでしょう。

これは、日程変更に限った話ではありません。面接前の担当者とのやり取りやメールの返信の早さなど、面接以外の態度もよく見られます。これらの態度の良し悪しも合否に関わるので、気を抜かないようにしましょう。

日程変更のお願いをするときは低姿勢であることを心がけてくださいね。

2回以上の日程変更はしないこと

2回以上の日程変更はNGです。1度目ならともかく2度目は、さすがにスケジュールコントロールができていないと思われてしまいます。

スケジュールコントロール力は社会人にとって基礎スキルです。これが欠けていると思われるのは致命的ですね。そのため1度日程変更したら、スケジュール管理を徹底させ同じことを繰り返さないようにしましょう。

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面接の日程変更で落ちることがないために

日程変更が、直接の落ちる原因にはなりませんが、変更をお願いする際の態度が落ちる理由になることはあります。面接の日程変更で落ちることがないために、次の6つを意識する必要がありますよ。

  • ①緊急でない場合はメールで
  • ②前日・当日の連絡は電話で
  • ③丁寧な言葉で謝罪を述べる
  • ④日程変更理由を正直に伝える
  • ⑤候補日を3つ提示する
  • ⑥面接時にも謝罪を行う

1つ1つの意識すべきことについて詳しく解説します。

①緊急でない場合はメールで

面接予定日が3日以上後なら電話ではなくメールで連絡するのが基本です。

なぜなら電話だと相手に時間を使わせてしまい、余計に迷惑がかかる恐れがあるため。また、採用担当者が出張や会議でいない場合も多いですし、今の時期ですとテレワークをしている可能性もありますね。

メールもそこまで長くなくて問題ありません。急用が入ってしまったこと、予定を変更したいことなどを端的に説明しましょう。また、当たり前のことですが、企業に送るのに相応しいビジネス文書にすることが肝心です。

②前日・当日の連絡は電話で

面接予定日が前日・当日に迫っている場合、メールではなく電話を使いましょう。メールだと間に合わない場合は電話の方が良いです。電話ならその日の内に変更のやり取りを済ませることができます

ただ、電話の場合相手の時間を奪ってしまうことを忘れないように。採用担当者は他の選考準備もあり忙しい時期である可能性も高いので、「お忙しいところ大変申し訳ございません」と謝罪するようにしましょう。

また、電話をかけた後はメールでも謝罪・お礼を伝えると良いですね。

③丁寧な言葉で謝罪を述べる

メールでも電話でも、社会人としてふさわしい丁寧な言葉で謝罪を述べるように心がけましょう。「こちら側が悪い」ということを強調し相手に不快感を与えないことを意識するのは、転職活動にかぎらず相手とやり取りするうえで大切なことです。

常に低姿勢でいることを忘れないようにしてください。日程変更時のマナーが悪いと面接で不利になる可能性もあります。こういった場面でマイナス点を取ってしまうのはもったいないですよ。

④日程変更理由を正直に伝える

日程変更理由は正直に伝えた方が良いです。たとえば「親が倒れて入院した」など嘘をつくのは良くありませんね。

嘘をつくと面接時に「バレてないかな……」と考えてしまい、集中できなくなりがちです。正直に言った方が、面接で自分の力を発揮しやすくなります。

⑤候補日を3つ提示する

日程変更の候補日は3つ提示するようにしましょう。候補日を3つ伝えれば「それではこの日でお願いします」と選択してもらえます。

候補日が1つだけだと企業側が「その日は駄目です」と言う可能性もあります。すると、またメールを送り候補日を伝えなくてはいけませんね。何度もやり取りを行うと、採用担当者の時間を奪ってしまうためやめましょう。

メールを送る際は、やり取りをスムーズに済ませるにはどうすべきか考えるのが基本です。

⑥面接時にも謝罪を行う

面接時にも謝罪は行った方が良いです。面接時にも謝罪することで、誠意をより伝えることができます。また、メールは人事部などに送っている訳ですから、面接官が現場の方である場合、直接謝罪を伝えるべきです。

たとえば「お忙しい中面接日程を変更していただき、大変申し訳ございませんでした」など、面接がはじまった直後に言うと良いです。

面接の日程を変更する際の注意点

続いて、日程変更する際の注意点を解説します。次の4つは最低限気をつけてください。

  • ①無言キャンセルは絶対にNG
  • ②なるべく早めに伝える
  • ③他社の選考と被った場合は要注意
  • ④次から日程変更しないよう気をつける

これらを気をつけないとやはり落ちる理由になってしまう可能性があります。1つ1つの注意点について詳しく解説します。

①無言キャンセルは絶対にNG

無言キャンセルだけは絶対に止めましょう。仮に他に内定が出た状態でも、しっかりメールを送り辞退の旨を伝えることが肝心です。

なぜなら選考を受けた企業とは、今後付き合う可能性もあるためです。特に同じ業界の場合、取引先として関わることもあるため、相手の印象を悪くする行為は避けるのが良いです。

また、無言キャンセルすると後味も悪くなります。すっきりした気持ちで他の選考に挑んだ方が、選考通過率も上がりますよ。

②なるべく早めに伝える

面接の日程変更をしたい場合、なるべく早めに伝えましょう。早めに伝えた方が、企業側も余裕を持ってスケジュール変更できるからです。

当たり前のことのようですが、「怒られたらどうしよう」と考えてしまい、連絡を先送りにしてしまう方は多いです。日程変更の理由が常識的なものなら、基本的に怒られることはありませんので、安心してすぐ連絡を送りましょう。

③他社の選考と被った場合は要注意

他社の選考と被った場合は要注意です。

その場合「他の企業の面接があるため」など正直に伝えてしまうのは、避けた方が良いですね。「他社の面接を優先するということは、志望度が高くないのかな」と思われてしまうためです。

他社の選考と被った場合は「先約があるため」など濁した言い方をした方が良いです。嘘はついてはいけませんが、濁した言い方をするのは相手に配慮するための行為であり、ときには必要ですね。

④次から日程変更しないよう気をつける

日程変更は1度までなら良いですが、2度以上行うのはさすがによくありません。次から日程変更しないよう気をつけてください。

再び日程変更をしないために、スケジュール管理は徹底的に行いましょう。特に、有給を前もって入れられるような状況を作ることは肝心です。重要な仕事を先に片付けたり、上司・同僚に早い段階で相談しておいたりしましょう。

また、当たり前のことですが体調管理にも気を配り、当日面接に行けないことがないようにしましょう。

面接の日程変更をお願いする際の例文

◯◯株式会社 人事部 ◯◯様

お世話になっております。
〇〇会社 〇〇と申します。

突然のご連絡失礼致します。
先日は次回の面接についてご連絡頂き、ありがとうございました。

大変申し訳ございません。
次回の面接日である1月15日は急遽会議が入ってしまい、貴社にお伺いするのが難しい状況です。

そのため、もし可能であれば下記のいずれかで日程を再調整頂きたく思っております。

1月16日 9:00〜12:00
1月17日 13:00〜16:00
1月18日 9:00〜12:00

誠に勝手なお願いで大変恐縮です。
次回からは、このようなことがないように努めます。

お忙しいところお手数をおかけしてしまい、大変申し訳ございません。
こちらの都合で恐れ入りますが、ご検討頂けると大変幸いです。

メールを書くならこのような感じにするのが良いです。ポイントは、メールに候補日を3つ程度入れておくことです。こうすることで採用担当者側が都合の良い日を選ぶことができます。

日程変更理由に関しては、そこまで細かく書く必要はありません。客観的に見て納得の行く理由を記載しましょう。基本的には嘘をつかず正直に書いた方が良いです。

全体を通じて「申し訳ない」という気持ちが伝わるように書きましょう。面接の日程の変更はこちらの責任、ということを忘れてはいけませんね。

最後に

この記事で説明してきた内容をまとめると以下の通りです。

この記事のポイント

  • 面接の日程変更は落ちる理由にならないが、その際の態度が落ちる理由になることはある
    日程変更で落ちないために、緊急時以外はメールで行う/前日・当日の連絡は電話で行う/丁寧な言葉で謝罪する/変
  • 更理由を正直に伝える/候補日を3つ提示する/面接時にも謝罪を行う、を実践すること
  • 日程変更する際は、無言キャンセルはしない/早めに伝える/他社の選考のことは言わない、に注意する

1度の日程変更は仕方のないことです。日程変更がマイナスとならないよう、社会人として最低限のマナーを守ることが大切ですよ。

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